みんなの相談

山登りで改善したい3つのポイント – 山の相談小屋

アクティビティ:一般登山, カテゴリ:全般的なこと
相談者:H.K (女性/60代)
三年ほど前から登山を始め富士山を始め、奥多摩や丹沢、秩父の山に登っています。毎回標準コースタイムよりは少し早く登山できているのですが、それぞれの山を登り、登っていて登りやすい山、登るのが苦手な山があります。そう感じるのは標高ではなく山のタイプによるのもだと気づきました。毎回下山して今日の登山を振り返るたびに次のことが反省点になります。
何か良いトレーニング方法はありますでしょうか?
①急な上りになると一気にペースダウンする。
②3000m級の登山は体調にもよるのですが高山病なのでしょう、食欲がなくなりエネルギー補給がうまくできなく体力ダウンする。
③ガレ場は慎重に登り過ぎてしまいます。上手な登り方はありますか。

現在60代、2人登山中心、毎年5月頃から10月頃までに7.8回登山に行っています。
よろしくお願いします。

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アルパインヌンチャクの強度 – 山の相談小屋

アクティビティ:クライミング, カテゴリ:ウェアと装備
相談者:K.T (男性/30代)
アルパインヌンチャックの強度についてお伺いします。

先日、一緒に行った友人とアルパインヌンチャクに関して議論がありました。

私は、アルパインヌンチャクをダイニーマスリングを使って組んでいます。
(6mmダイニーマスリング60cm/ベアール + カラビナ/オズ・ブラックダイアモンド)
操作性を考慮してロープ側カラビナをインクノットで固定して使っています。

ここの強度低下で議論になりました。
友人は「インクノットによるダイニーマの強度低下が大きいので、固定する場合は他の方法をとるべき」と言います。
私は「インクノットによる強度低下は考慮しているが、ダイニーマが破断するより先に支点が崩壊する」と考えています。

友人とは付き合いが長く、それなりの高難易度までパートナーとして言っているため信頼しています。

この問題はどう考えるべきでしょうか?
ご意見をお聞かせください。

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岩場、鎖場での自己確保の方法 – 山の相談小屋

アクティビティ:一般登山, カテゴリ:山での行動方法・知識
相談者:H.F (男性/60代)
こんにちは
登山を始めて4ヶ月あまりの初心者です。
30年以上前の経験で一般的なロープの結びや安全確保は知っていますが
混雑した岩場、鎖場で、確保しながら上ると他の人に迷惑がかかってしまいます。
ハーネス、最低限のスリングで安全確保しながら上ることは出来ないのでしょうか?

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ダブルロープとシングルロープの墜落時の衝撃の違い – 山の相談小屋

アクティビティ:クライミング, カテゴリ:全般的なこと
相談者:notonlyabutalsob (男性/40代)
ダブルロープとシングルロープの墜落時の衝撃の違いについて質問です。

シングル仕様のロープRsとハーフ仕様のロープRhがあるものとします。

ロープ径:Rs>Rh
伸び率 :Rs<Rh
衝撃荷重:Rs>Rh

(A)シングル仕様のロープ(Rs)1本をシングルロープシステムで使用した場合と、
(B)シングル仕様のロープ(Rs)2本をダブルロープシステムで使用した場合と、
(C)シングル仕様のロープ(Rs)2本をツインロープシステムで使用した場合と、
(D)ハーフ仕様のロープ(Rh)2本をダブルロープシステムで使用した場合とで、

(1)リードの墜落時にリードの体にかかる衝撃
(2)リードの墜落時にビレイヤーの体にかかる衝撃
(3)リードの墜落時に最終クリップ支点にかかる衝撃

はそれぞれどのように異なるでしょうか?

(A)、(C)ではロープに大きな屈曲はないストレートなルート、
(B)、(D)では2本のロープで交互にクリップし各ロープに大きな屈曲はないものとします。

この質問の意図は、それほど高さのないマルチ練習壁のある屋内ジムでダブルロープシステムの練習をする場合、シングル仕様のロープを2本使うのと、ハーフ仕様のロープを2本使うのと、どちらが適切か判断したかったからです。

私の想像では、ロープに大きな屈曲がなく、ロープが同一であれば、ダブルロープシステムの墜落時とシングルロープシステムの墜落時で衝撃は同じになるのではないかと思いました。つまり、

(1)D<A=B<C
(2)D<A=B<C
(3)D<A=B<C

従って、この練習環境では、支点強度が十分高く、壁が低くてグラウンドフォールの危険がある点を考慮すると、ハーフ仕様のロープ2本使うよりもシングル仕様のロープ2本使った方が良いのではないかと思いました。(操作性は悪いですが)
もちろん、ハーフ仕様のロープ2本使った場合より衝撃は大きくなりますが、A=Bなら、ジムで普通のリード練習を行っている場合の墜落時の衝撃と同程度なので、問題ないと思いました。

一方、A<Bになるから、グラウンドフォールの危険よりも墜落時の体の衝撃を優先して、シングル仕様のロープ2本を使ったダブルロープシステムは行うべきではないという考えもありました。

経験的な観点や物理学的な観点からもご意見うかがえましたら幸いです。

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血糖値が高くカロリー制限をしています – 山の相談小屋

アクティビティ:一般登山, カテゴリ:全般的なこと
相談者:m252155naoki (男性/60代)
血糖を下げる薬を服用しています。加えてカロリー制限中です。登山が好きで止められません。昨日も北アルプス縦走登山の訓練を低山で行いましたが途中で力が入ら無くなりフラフラになってしまいました。薬を服用せずに登山すべきかを悩んでいます。教示下さい。

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クラっとしたときでも転倒しない体幹を身に付ける方法 – 山の相談小屋

 
アクティビティ:一般登山, カテゴリ:登山と健康、体力
相談者:Y.T (女性/40代)
始めまして。
今年友人に誘われ登山を始めたばかりの初心者です。月2回ほど色んな山に行ってやっと楽しくなってきました。

高所恐怖症がかなり克服できましたが、下山時に視野が広がるとゾッとして足が止まりそうになり、その際、体幹も鍛えることができていないので必ず1度は転倒します。その時には何もない箇所でも転倒します。

不安になってクラっとした時でも、1歩がしっかり踏み込める体幹を身に付ける方法はないか探していた時、こちらのHPに出会いました。
下山時に大雨に当たったらなど考えると不安いっぱいです。

インストラクターの方が”回数をこなすこと”と言われるのはその通りだと思いますが、できれば普段の動きで少しでも何かできないか教わりたいです。

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自分の実力判断と計画 – 山の相談小屋

アクティビティ:一般登山, カテゴリ:登山計画
相談者:a-smile(男性/60代)
30年くらい年に2-3回のペースで山歩きを楽しんできました。ここ3年は年に10–15回程度ほとんど単独で歩いています。山岳会・同好会などには入っていません。以下相談です。今は山のグレーディングCを中心に歩いていますが、自分の実力がわからず不安を感ずることが多く、計画段階で迷ってばかりいます。本やWeb上のコース情報は執筆者の感じ方でマチマチの説明ですし、同じ山でもコースが少し違うだけで難易度が全く違うようです。事前の計画・下調べになにかいい方法はありませんでしょうか。また単独山歩きの安全確保のための講習会というような目的限定の講習会などはあるものでしょうか。アドバイスよろしくお願いします。

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汗をかきにくいバックパックの背負い方 – 山の相談小屋

アクティビティ:一般登山, カテゴリ:ウェアと装備
相談者:A.I (男性/30代)
歩行時の発汗について困っています.
使っているバックパックが少し旧式で背中との間に隙間がなく,
歩行時に背中がむれ始め,次第に上半身で発汗し始めます.
前を開けられるウェアを着ている時はこまめに開けて蒸れを調節していますが,
気温が低い時になると”開けないと汗をかく.開けると身体が冷える.”の板挟みになります.
また,着ているもので調節しようとすると止まる頻度が増えて歩くリズムが作れません.

そもそも汗をかきにくい歩き方やバックパックの背負い方はあるのでしょうか.

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体力がない初心者の撤退判断を教えてください – 山の相談小屋

相談者:K.O (女性/50代)
初めての登山で鳥取県の大山に登ります。
体力に自信がありませんので、頂上に到着できないかもしれないと思っております。
体の状態がどのように感じたら下山を考えるべきであるかをインストラクターの方からの目線でアドバイスしていただけたら嬉しいです。

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テント泊に向けてのトレーニング – 山の相談小屋

相談者:S.Y (女性/40代)
今夏初のテント泊をするのに、色々調べ物をしていて最近こちらのサイトに行き当たりました。
まだまだ読み切れておりませんが、大変参考になっております。

テント泊に向けてボッカトレをしているのですが、ズシッと重さが肩にくる肩荷重のリュックで練習をして本番は軽く感じる腰荷重のリュックで行けば楽かと考えているのですが、練習も本番用の腰荷重リュックでしたほうがいいのでしょうか?
それとも重みを感じる肩荷重のリュックで練習したほうが当日は楽に行けるでしょうか?
よろしくご教授お願い致します。

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夏に表銀座、槍ヶ岳に行けるか迷っています – 山の相談小屋

相談者:TO (女性/40代)
5年生になる息子と夏に表銀座で槍ヶ岳を検討しております。登山歴は私(母親)と息子共々4年目です。登山経験は泊まりで燕岳、唐松岳、五竜岳(遠見ピストン)、赤岳~横岳~硫黄岳、 富士山など 日帰りで日光男体山、瑞牆山、前掛山、編笠山、硫黄岳、陣馬山から高尾山縦走、塔ノ岳など。槍ヶ岳の前に乾徳山、谷川岳に行く予定です。年間10-12回ほど登って来ました。私は日々ジョギング(月100kmほど) と週1ボルダリング、息子は週4サッカー、週2-3回ボルダリングで6級程度です。リードも月1やっています。

表銀座に行ける経験があるか、迷っています。

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経験者との山行で膝をやられてしまいました – 山の相談小屋

相談者:K.K (男性/40代)
初めまして。登山を始めたばかりの初心者です。(男46歳)
先日、低山で登山道のない斜面から登り始め、尾根伝いに5㎞程縦走(休憩も含め6時間程)しました。(経験者の方に随行)

歩き方を知らないが為、終始呼吸が乱れ、途中からの膝の痛みに耐えながらUPDOWNを繰り返し、最後の急斜面では精根尽き果てる寸前で、お尻を着きながら滑り降りるほどの膝の痛みと疲労感でした。また、その日のうちに膝の外側辺り(全体?)が痛くなり、階段の上り下りに支障が出てしまいました。3日程で回復しましたが次の山行時に同じ思いを2度としたくないとの思いから、これからの自身の課題として体力と筋力の強化を考えておりました。いろいろと調べるうちに本サイトを拝見し、歩き方が最も重要なのではないかと考えを新たにしており、(当然、経験やテクニックも重要だと思いますが初心者においてはという意味です。)山岳歩行技術講習会に参加できるよう日程の調整をしたいと考えております。
アドバイスいただければ幸いです。

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山小屋でNGなこと – 山の相談小屋

相談者:T.K (男性/30代)
去年の7月から登山を始めた、全くの初心者です。
山小屋泊もしたいのですが、山でのルールが分かりません。
特に山小屋での過ごし方が分からず、今は日帰りのみです。
普段の宿でして良い事も、山小屋ではNGな事あると思います。
歯磨き粉や石鹸・シャンプーの使用不可は学びましたが、
他に何かあれば聞いておきたいと、質問させて頂きました。
何卒よろしくお願いいたします。

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雪渓をトラバースする際の歩き方や注意点 (後編)- 山の相談小屋

 
雪渓をトラバースする際の歩き方や注意点 (前編)はこちら
相談者:A.Aさん
大津さま
写真をお送り頂きありがとうございます。
7月下旬の立山から五色ヶ原への縦走では「雪渓の横断が必ずあると思った方が良い」とのこと。心して挑みます。
「雪渓のきわには必ず氷化した部分があります」とのことですが、氷化した部分と、そうでない部分があるので、よく見極めて氷の上を歩かないように、という意味でしょうか?
また「朝、夕は気温が低く硬い」とのことですが、この時期は早朝の移動は避けた方が良いのでしょうか?
アルプスでの縦走は移動距離が長いので朝は少し早めに発つことが多いのですが、6時くらいからの移動であれば、慎重に歩けば大丈夫なのでしょうか?
尚、今回の計画は友人と2名で予定しています。単独行ではありませんが、少人数ですので慎重に行動するよう心掛けます。

松本さま
歩き方を詳しく解説頂きありがとうございます。とても参考になりました。
雪渓の横断は経験がありませんので少し不安ですが、立山へ行くまでに、フラットフィッテングを意識した登山を数回しておこうと思います。 また、「急斜面のトラバースにおいての技術は、谷側の足を60~90°谷側に開き、山側の足は進行方向。両足とも斜面に対しフラット」こちらの歩き方についても、少し練習しておこうと思います。

軽アイゼンで滑られた方とは直接お会いしておりませんので、私も具体的な状況はわかりませんが、アイゼンの手入れを怠っておられたか、 足が氷の面に対しフラットに置かれていなかったことが原因では?という解説は参考になりました。

アイゼンの歩行技術では「ピッケル(又はストック)との連携で2点支持を心掛ける」と記載されていますが、ピッケルは持っておりません。 使ったこともないのですが、7月下旬の立山から五色ヶ原への縦走では、ピッケルは持っておくべきでしょうか?ストックを使用する際は、2本使用しておりますが、その場合は3点支持(ストック2本と片足)という考えで良いのでしょうか?それとも、片手はストックを持たず空けておく方が良いのでしょうか?

回答を何度も読ませて頂くと、いろいろ気になることがあり、つらつらと書き連ねてしまいました。
まだまだ経験が浅く未熟ですので、夏までに少しでも訓練しておこうと考えています。
いろいろとご教授いただければありがたく存じます。

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雪渓をトラバースする際の歩き方や注意点 (前編)- 山の相談小屋

 
相談者:A.A (女性/40代)
3/2に滋賀県日野町にある綿向山(標高1,110m)に登りました。7合目付近には残雪があり、アイスバーンのように固く凍っていました。幸い、登山道の道幅全体を覆うものではなかったので、土の上を歩いて安全に登山できましたが、5合目まで下山した際、先に休憩しておられた方から、軽アイゼンを装着していたのに滑って滑落寸前だった人がいたと聞き、とても不安に感じました。

今年の7月下旬に、立山から五色が原往復を計画していますが、この時期はまだ雪渓が残っているそうですので不安に思っています。
10本歯のアイゼンを持っており、モンベルの雪山ハイクには参加したことがありますが、ザクザクの雪や新雪だったので、アイゼンがささらないということはありませんでした。登山で固く凍った雪や氷の上を歩いたことはないのですが、アイゼンがささらず滑ってしまうということはないのでしょうか?
7月下旬の立山から五色が原往復ルートを想定して、雪渓をトラバースする場合の注意事項や歩き方のポイントがあれば教えてください。

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