JMIA登山講習会

登山の総合的なスキルや知識を学びながら、山の仲間づくりもできる講習会。

あなたも、地図読みから危機管理まで、一流の山岳指導者から実際に山に登りながら登山を学んでみませんか。

2025年4月よりスタートする第7期生募集中!

あなたの登山は家族が安心できますか?

登山をはじめて最初のうちは何事もなく順調で、だんだんと登れる山の範囲も広がっていき、あるとき天候の急変や怪我などのようなアクシデントに見舞われると、それまでの登山はたまたま運が良かっただけで自分は実は山のことを何も知らないと思い知らされるものです。

 

天気も良く、何事もなく山を満喫し家に戻ることができれば何の問題もありません。

 

しかし、山は街やレジャー施設とは異なり、安全が担保されているわけではありません。街で病気や怪我をして動けなくなれば救急車を呼んですぐに手当をしてもらうことが可能ですが、それが山だったらどうでしょうか。無事に家まで帰ることはできるでしょうか。それができなければそれはつまり遭難という事態に陥ります。

 

病気や怪我はトラブルの一例ですが、山で何かあった場合は自力でなんとかするか、そうならないように未然に防ぐ知識やスキルが重要になります。

 

運良く何事もないと、その重要性にはなかなか気づきづらいかもしれません。街でもまさか交通事故に自分が会うとは思っていませんよね。

 

一方、山で何らかのトラブルに遭遇し怖い思いをしたことがある方は、このことを身をもって共感できるのではないでしょうか。
よく自分は何も知らなくて山に登っていたな・・・と。

 

その不安やリスクを極小化するためには、部分的にではなく体系的に山を学んでいくことが必要です。

 

例えば、登山道が不明瞭な場所を間違えずに目的地までたどり着くスキルはあるでしょうか。

 

例えば、あなたの仲間が足を滑らせて登山道から転落してしまったときに助けることはできるでしょうか。

 

例えば、予定通りに目的地にたどり着くことができず、山中でビバークを強いられたときに安全に過ごすことはできるでしょうか。

 

これらのシチュエーションは、どれも対応できないとそれはつまり遭難という事態に陥り、命の危険にさらされることになります。

 

JMIA登山講習会はそういった事態に対処するための基本的な知識やスキルを身につけることができる講習会です。

登山をさらに楽しむために

JMIA登山講習会はトラブル予防や対処のためだけの講習会ではありません。 むしろ真の目的は、主体的に山を楽しむための基本的なスキルや知識を学んでいただくことにあります。

 

では、主体的に山を楽しむとはどういうことでしょうか?

 

それは人によって様々ですので一言でこれだと定義することはできません。 でも一つ共通して言えることは、運任せや人任せの登山からの脱却、自立した登山者であるかどうか、ということかと思います。

 

自ら計画を立て準備をし、登山中の想定外の事態にも対処し、目的を達成し、無事に家まで帰る。 これができて初めて自立した登山者といえます。

 

誰かに連れて行ってもらう登山は、それ自体は一概に否定するものではありませんが、実はあとから振り返ってみるとルートやどこで何があったかなどあまり覚えていないということもよくあります。でも、主体的な登山をしていると登山が完全に自分ごと化するので実に鮮明に覚えているものです。

 

せっかく山を登るのだから本当に山を楽しむのであれば、できれば後者でありたいですよね。 また主体的に登山に取り組めるということは、自ずとリスクやハザードに対する意識も高まり、連れて行ってもらうだけの登山よりもより安全・安心な登山が可能になります。

 

そして、登山道を歩くだけが登山ではありません。 雪山や沢登り、岩登りのような、より冒険的で手付かずの自然をもっと楽しめる登山形態があります。これに「藪漕ぎのような道なき道を行く登山」を加えて”バリエーション登山”という呼び方をします。 それを楽しむためには先に述べた自立した登山のための総合力が基本となってきます。 また、これらのアクティビティには読図やロープワーク、クライミング技術などの要素が必須であり、これらの技術は独学で学ぶことは困難です。

 

JMIA登山講習会は、このように主体的に山を楽しむ基礎的な力をつけるとともに、これまで知らなかった新たな山の魅力を発見し、登山に対する視野を広げ、人生をより充実させる一助となることが一番大きな魅力なのです。

 

そのために、仲間とともに切磋琢磨しながら総合的な登山力を身につけませんか?

 

ここでは記載しきれないことや、質問などはお問い合わせいただければ丁寧にお答えいたします。 みなさまからのお問い合わせ/申込みをお待ちしております。

講座担当マネジャーより

講座は2年間に渡り、地図読みから危機管理などまでの幅広い内容を机上と実技の両面から学ぶもので、講師は日本登山インストラクータズ協会所属のインストラクターが務めます。一年目で基礎を学び、二年目ではさらにステップアップしていきます。

 

同協会講座担当マネジャーであり「GoALP 登山の教科書」の原作者でもある水上宏一郎は、この講習会の特長について以下のようにコメントしています。

「安心登山を体系的に学びましょう。安全な登山のためには総合登山力が必要です。総合登山力を養うためですから、単発的な講習会は考えていません。志を抱いた人を2年間かけて独り立ちできる登山者に育てます。家族が安心して山へ送り出してくれるでしょう。」
水上 宏一郎
日本登山インストラクターズ協会(JMIA)理事・講座担当マネジャー

2年目では総合登山力に肉付けがなされ、深みが増し、山の幅が広がります。また、日本登山インストラクターズ協会へ入会する道も開けるでしょう

JMIA登山講習会の特長

単発の講習会ではありません

よくある、特定のテーマに関する講習会とは異なり、年間通して総合的な登山に関するスキルや知識が身につくよう綿密にカリキュラムが設計された講習会です。単発の講習会は気軽に参加できるメリットがありますが、反面、そこで完結してしまいます。

JMIA講習会は、もちろん各回テーマはありますが、それにとどまらずそれまでの復習や疑問点の解消、先輩受講生からのアドバイスなどフォロー体制が充実しています。だいたいが一回では覚えられないので、年間通じて何度も繰り返すことで自然と身につくようになっているところが特徴です。

一流の講師陣

マネジャーの水上宏一郎を始め、登山の指導に関するプロフェッショナル集団である日本登山インストラクターズ協会認定のインストラクターがそれぞれの専門、得意分野の指導にあたります。

登山の仲間づくりも魅力

同じ仲間と年間通して学んでいくため、自然と山の仲間づくりができることも魅力の一つです。仲間と同じペースで学んでいくので、遅れは取るまいと自然と切磋琢磨したり仲間どうしフォローしあう関係になっていきます。また、講習後の反省会と称した懇親会は、毎回山の話で盛り上がります。

現在の登山力は問いません

志と相応の体力があればよく、登山歴や登山のスキルなど現在の登山力は一切問いません。

都内から日帰りアクセスが可能な山域メインでの講習

机上講習は初年度に3回ほど終日都内の会議室にて実施します。
実技講習は、土・日・祝日を目安として朝から関東近郊の山域で終日行います。講習内容によって、小屋泊・テント泊・ビバークを伴う場合もあります。

今期から中高年初心者のコースを新設しました

50歳以上の人を対象としたAコースを設け、55歳程度の体力を想定しています。

これに対して従来の講習会をBコースとして50歳未満の人を対象とし、想定体力は45歳程度です。4月入学時の年齢で判断します。

年齢によってコースを分けたのは体力だけが理由ではありません

一般登山と違ってバリエーション登山は65歳が限界と考えている人が多く、高齢になると残りの年数を計算し始めます。

Aコースの人は卒業後の年数が少ないので、初級程度のバリエーションルートで良いからたくさん登ろうと考えます。

これに対してBコースの人は基礎をしっかり押さえることを重視して、さらなる高みを目指します。

卒業後の仲間創りを視野に入れ、目指すものの違いによるコース分けをしました。

同じ夢をみる者でグループを創れます。

 

講習内容の紹介

2025年4月よりスタートするJMIA登山講習会第7期生の講習プログラム詳細(AコースBコース)を公開しました。日程、講習内容などの把握にご活用ください。また、講習の風景や講習会のレポートを以下でご紹介いたします。少しでもイメージが伝われば幸いです。

受講料は全額一括納付

机上及び実技一括として一年間で20万円を最初に納めていただくシステムとなっています。(1万円程度の保険料は別途各自手配)
一年分の一括納付に不安もあることは承知しています。そのうえでこのようなシステムにしているのは理由があります。

 

それは他の受講者との知識・スキルレベルのばらつきです。

 

当講習会は単発の講習会とは異なり年間通じたカリキュラムが綿密に練られています。
ですので受講生の間でばらつきが発生してしまうと、安全上もっともレベルの低いメンバーを基準にせざるを得なくなり、実力をつけたい他のメンバーにとっては機会の損失になってしまいます。
そのようなことを極力さけるため、出席意思をコミットしていただく意味のために、全額事前納付というシステムを取らせていただいていることにご理解いただけますと幸いです。

受講生インタビュー

 

実際の講習会ってどんな感じなのか、不安もありますよね。そこで昨年2020年4月から参加されている現役の受講生(第4期生)に、JMIA登山講習会についてざっくばらんに語ってもらいました。当講習会の雰囲気が少しでも伝われば幸いです。

— みなさんこんにちは。今日は、JMIA登山講習会に参加されている皆さんの生の声をお伝えしたく、ざっくばらんにお話を伺えればと思います。まずは、簡単に自己紹介をお願いします

MADOKA
登山歴は、やったりやらなかったりの時期を挟みつつ12年ほどのMADOKAです。40代です。 アウトドアが大好きで、今は在宅ワークで平日は一歩も外に出ないんですが、週末はアウトドアでいきなり元気になり、差が激しすぎて膝を痛めがちです。
NORI
40代、登山歴は3年のNORIです。健康のために登山を始めたところ、ドハマリしました。最近、山行後のビールが身体に染みるようになりました。
SHO
登山経験3年のSHOです。40代で登山経験は3年程度の初心者です。講習会に入って、ますます山の魅力に取り憑かれています。ここでしっかり基本を学び、仲間を作り、足が動く限り登山を一生続けようと思います
RYOTA
20代で登山歴3年のRYOTAです。きれいな景色と軽量ギア探しが好きです。
HIDE
登山初心者なのですが、バリエーション・岩・沢・カモシカ・雪中とか難路・悪条件が大好きな変わり者のHIDEです。よろしくお願いします。
TOMO
20代で入会時点での登山歴は1年と、まだまだ初心者のTOMOです。この一年で山の楽しさにぐんぐん引き込まれています。平日は仕事、土日は登山!両方120%でいきたいです!

— それでは最初に、JMIA登山講習会に応募しようと思った動機を教えてください

MADOKA
私はGoAlpの募集ページの「あなたの登山は家族が安心できますか?」の一文に惹かれて興味を持ちました。 今まではソロ登山中心でしたが道に迷いかける場面もあったりして、今の力量では限界があるとうすうす感じていたんです。 何度か単発の講習会に参加もしましたが、内容がぶつ切りで身につくものでもなく、今一つ成果も感じていなかったので、総合的に学べる、という内容が魅力に感じました。 やっぱりきちんとした技術を身に着けて安心・安全な登山を楽しみたいですし、北アルプスや雪山など、これからやってみたいことにチャレンジするにあたり必要な技術を学びたいと思ったのが動機でした。
RYOTA
登山をより深く学びたいと思ったからです。自分も、ソロでの登山が多かったので、まわりに気軽に聞ける方もおらず…それが不安で講習会参加を決意しました。

— なるほど、山のことをちゃんと教わる機会って実はなかなかないですよね。他の方はいかがでしょうか?

NORI
自分の場合は高尾山から登り始めて、標高がどんどん上がり、2年目の終わりにキリマンジャロに登りました。 その時、当時付き合っていた彼女に振られたんです笑 ヤケになって更に高い山に登ろうと思ったのですが、そこから先はさらに距離も長く標高も高くなります。計画は必須ですが、何かあったときに慌てず対応できる経験と精神力が必要と思いました。そこで、基礎から学びたいと思ったんです。

— ヤケになりつつ、その冷静な判断がナイスです笑

SHO
私は3年ほど前にふと山に登りたくなり思い付きで、一人で近場の金時山に登りました。天気に恵まれた気持ち良い日で、山頂からの眺望がとても素晴らしく、それをきっかけに日帰りの山登りを2ヶ月に一度ぐらいやっていましたが、日帰り登山レベルから前に進みたい、いつか北アルプスに行きたい、だから本格的に登山を学びたい、そのきっかけを探していたところこの講習会を発見しました。 その後、一年程は応募に迷いがありましたが、子育ても落ち着いてきて、何か新しいことを始めるなら今がチャンスかなと、思い切って門を叩いてみました。マネージャーの水上さんとメールのやりとりをさせていただき、ものすごく熱意を感じ、受講の決意が固まりました。
HIDE
ネットには、バリエーションルート、岩登り、沢、雪山、ナイトハイク等々、色々なことにチャレンジしている方が沢山いて、私も山の愉しみの選択肢を広げたかった。そこで、安全登山の理論と実技を総合的に学べる場としてJMIAの門を叩きました。
TOMO
登山を始めた一年目は、基本ひとりで山に行くスタイルだったので、近場でリスクの低い山を中心に登っていました。山登りが面白くなってきて、打ち込める趣味にしたいと思い、技術を体系的に学べる場所はないかと探していたところJMIAを見つけました。

— みなさんありがとうございました。では続いて次の質問になりますが、実際JMIA登山講習会に応募しようとなったときに何か不安はありましたか?

NORI
マネージャーの水上さんとメールで何度もやりとりさせていただく中で、何が何でも学ぼう!という思いで始まったので、不安はありませんでした。強いて言うと学ぶことが多いので、ついていけるかなぁと心配になることはありました。
HIDE
私も同じで、入会に当たっては水上さんとよく話し合い、お互いの目指す方向性を共有し合っていたので、不安はありませんでしたね。強いて申し上げれば、4期生はコロナ禍で「本当にスタートするの?」とヤキモキしたことでしょうか。

— そうなんですよね。さきほどSHOさんも言われていましたが、入会にあたってはマネージャーの水上さんが各人に合わせて何度も丁寧にやりとりするのでそこで大半の不安は解消されるように思います。

MADOKA
私もあまり不安はありませんでしたが、スタート前に私以外のメンバーは皆男性と聞いていたので体力面に差があると思い、スタート前に筋トレをするなど、体力アップに取り組みました。
TOMO
登山の教科書には「攣ったことがない、バテたことがないのは限界に挑戦していない証拠だから自慢にならない」、「山に行くなら足が攣るくらいやろうではないか」と書いてあり、体育会系なスパルタ講習会なのか!?と、期待とともに若干不安もありました。

— 募集要項には「40歳程度の体力」とありますが、確かに、体力については気になるところですよね。

RYOTA
自分も大きな不安はなかったのですが、しいて挙げるなら自分よりも年上の方が多くでうまく馴染めるか、不安でした。
SHO
自分としては、登山道具はリュックと靴ぐらいしかなく、経験も圧倒的に少ないのに大丈夫か、メンバーとうまくコミュニケーションが取れるか、ついていけるのか、期待よりどちらかというと不安の方が大きかったと思います。でも、新しいことを始めるというのはこういうものだと。

— そうですね、やっぱり一緒に学ぶ仲間とのコミュニケーションは気になるところだと思います。どんなメンバーが集まるのか、レベルは自分にあっているのかは不安ですよね。運営としてはそういった不安を少しでも解消できるよう、講習会の様子などもっと伝えていけるよう工夫していきたいと思います。それでは、本題に戻りますがそれぞれ抱いていた不安は実際どうでしたか?

NORI
講師や先輩方がとても優しい方たちばかりで、質問すると丁寧に何でも答えてくれますし、とても安心しました。また、少しずつ成長できるように教育課程が設計されてるので、ひとつひとつ焦らず学べばいいんだと思えるようになりました。
HIDE
コロナ対策は政府・自治体等の要請に則り、しっかりと対策をしながら進めていますね。 講習内容は年間計画がしっかりと組まれ、回を重ねるごとにスパイラル・アップ出来るよう工夫されています。専門用語が多いので、予習時は「なにそれ美味しいの?」と思う時も多々ありますが、一回実践すると何となく親近感が沸き、次回へ繋がっていくことが多いです。
MADOKA
講習会では講師の水上さんやサブリーダーの先輩方のリード・フォローもあり、体力面で不安があっても気遣ってくださるので全く不安を感じることはありませんでしたね。
TOMO
水上さんはじめ、講師・先輩・同期の方々はみな優しく、和気あいあいとした雰囲気で、毎回とても楽しい講習です。当初、心配だったスパルタな要素は全くありませんでした笑 ただ、みなさん、講習会で足りなかった部分を家で復習したり、自主的にクライミング練習をしたりと、目標に向かって真剣に取り組んでおり、とてもよい刺激を受けています。
SHO
登山の基本からとても丁寧に教えていただけるので、経験不足を負担に感じたことはありません。講師の方針として自主性を重んじる部分があるのも良いです。登山という共通の目標、共有できる趣味が前提にあるので、すぐに同期の仲間とは打ち解けることができ、講習会以外で何度もテント泊登山に行く関係にもなりました。
RYOTA
皆さんとても面白い方で、お会いしてすぐに打ち解けることができました。 山行回数を重ねることで、自然に親睦が深まります。今では4期生だけで講習外でも山行にいくほどです。毎回とても楽しいです。

— やはり同じような志をもった方が集まるので、打ち解けるのも早いですし、自然と切磋琢磨するような環境にあるのもこの講習会の大きな特徴と思います。マネージャーの水上さんはメンバーのコミュニケーションにも本当に気を配られていて、講習会の雰囲気をとてもいい感じにしていただいているなと私も思います。それでは次の質問ですが、講習会に実際に参加してみて、これは良かった!という点はありますか?

MADOKA
やる内容が思っていたよりも幅広く、現時点ですでに「こんなこともできるようになってるの!?」と驚くばかりです(星穴岳の空中懸垂など!あんなのは数年後にできるようになってるイメージでした) また、講習会では講師と受講生、というメンバーでの活動中心と思っていたのですが、毎回山行には経験のある先輩方が何人も参加してくださるのでその分学べることも多いですし、いろんな経験談も聞けてとても楽しいです。皆お酒好きなので私も飲む量は増えました…。

— そうなんです、毎回講習会のサポートで卒業生や先輩方が参加するのでつながりも増えてよいですよね。山行後の反省会はみなさんお酒好きも多くて楽しみの一つですが、今は状況を鑑みて自粛しているので少しさびしいですね。

NORI
水上さんがそれぞれの実力を見ながら必要なものを教えてくれます。だから安心して学ぶことができていて、本当に期待以上!です。
RYOTA
自分も同じく期待通り、学ぶべきことの多い講習会で安心しました。
SHO
登山に対する考え方が大きく変わりましたね。「山頂を目指して、そこで眺望を味わう」それが登山の醍醐味と思っていましたが、クライミングやバリエーション登山など安全に、充実した登山をするにはそれ以外のたくさんの技術が必要で、それを駆使して登ることが登山の醍醐味であることがわかりました。それはとても良いギャップです。
HIDE
いい意味で緩いところでしょうか。例えば、「テキストにこう書いているから絶対」とか「年間計画は絶対」とかそういった堅苦しさはなく、実践は臨機応変にやっていこうとか、あの技術は消化不良だからイベントを追加しようとか。進め方に、メリハリがある感じです。

— ありがとうございます。反対に、ここはちょっと想像していたのと違うみたいな点はあったでしょうか?

MADOKA
特にはないのですが、購入しないといけない装備がとても多く、お財布はますます軽量化されてます(苦笑)

— 山の装備はお金がかかりますよね〜。他、いかがでしょうか。

NORI
特にないですね
SHO
自分も悪い意味で想像と違うというのは、正直、全くありません。
RYOTA
期待どおりでした

— 本当ですか!(注:編集で都合のいいように改ざん・削除などしていません笑)そうだとすれば運営冥利につきますが、引き続きより良い講習会になるようにしたいと思います。さて続いて、講習会を重ねるにつれて、山に対する向き合い方、取り組み方になにか変化はあったでしょうか。

MADOKA
これは本当に熱く語りたい部分なのですが…

— おお、ぜひ

MADOKA
講習会参加までは基本ソロでしたし、それが好き、それが自分には合ってる、ここで学んで「ソロ登山者として」自立できるようになろう、と思っていました。 ところが講習会に参加して、ソロではできない登山があること、仲間やグループとでないと行けない山があること、そしてソロで行ける山も仲間と一緒だとソロでは味わえない楽しみがあることを知り、目から鱗が落ちました。参加前はバリエーション登山なんてものがあることを知りませんでしたし、ロープが必要な登山は登山ではない別次元のものだと思っていましたが、そうではないことを知りましたし、同期や先輩方など、多くの人と関わりながら取り組むのもソロとは違い、とても楽しいです。
TOMO
一言で「登山」といっても、そのフィールドはとても広く、色々な楽しみ方があるのだなと実感しています。高い山に登る、有名な山に登るなども一つの考え方ですが、もっと面白いことがあることはJMIAに参加するとすぐにわかります。この講習会で、春夏秋冬一年中、全力で山を楽しめる自分になれます。

— まさに、当講習会の狙いもそこにあるんです。安心安全のスキルはとても重要ですが、何より山の楽しさの幅を知ってより登山を好きになってもらいたい。登山にはこんな楽しさがあるのかという。やっぱり一人でできる登山って幅が限られてしまうんですが、でもそれっていくら言葉で説明しても実際にやってみなきゃ実感わかないところなんですよね。

SHO
講習は月1もしくは2回のペースですが、やはり登山は体力がとても大事ですので、講習会がない週末も意識してトレーニング登山をするようになりました。仲間にちゃんとついていけるペースで登れることも一つの目標になりました。ますます山登りの欲求が高まり、天気が良い週末はうずうずしてしまいます。

— 体力向上は安心登山にもつながりますし、より山を楽しめるようになるので大事ですよね

RYOTA
講習会に参加する前と比較して、事前にしっかり地図を読み込んで山に行くようになりました。 リスクを回避して登山を楽しむことを心がけるようにしています。
HIDE
まだまだ半人前ですが、安全意識と現場での立ち回りが合理的になりました。今でも普段は一般登山道を歩きますが、以前と比べ、得られる情報量が圧倒的に違います。装備品もJMIA登山講習会に入る前に比べ随分と洗練されました。もう少し研鑽したら、与えられた道を進むだけの受動的な登山は卒業して、能動的な登山をしたいですね。

— 知識や技術がついてくると、登山前や登山中に得られる情報が圧倒的に増え、山行そのものがより充実したものになりますよね。

NORI
自分はこれまでGPSに頼った山歩きしかしてこなかったのですが、講習会でGPSから離れて地図とコンパスだけで歩いた時は、何者にも縛られない自由を感じましたし、星穴岳の経験では山の厳しさを感じました。この1年で、山から沢山のことをもらったなぁと思います。山への感謝の気持ちが大きくなりました。

— みなさん少しでも良い変化があったようで何よりです。ありがとうございました。最後に、当講習会のPRをお願いします(笑)また、こんな人に参加してほしいというのがありましたら教えてください。

MADOKA
そうですね、登山の幅を広げたいと思っている方や、柔軟にいろいろなことにチャレンジすることが好きな方が向いていると思います。
NORI
とにかく居心地がいいんです!なぜかと考えたら、きっとみんな純粋なんですね。 社会的な地位とかそれまでの山の経験とか関係なく、純粋に山を楽しもうと思っている人が向いてると思います。あと日本酒も笑
SHO
それなりの技術、経験をすでに持って、更なるレベルアップを目指す方もいいかもしれませんが、基本からしっかり学びたい方がさらに向いている気がします。あとは、標準タイム程度で登山できるレベルの体力は必要かと思います。一定レベルの体力がないとついていくのが辛くなるかもしれません、そこだけはあってよかったかなあと思います。講習会の後の反省会も楽しいのでお酒が好きな方はさらにおすすめです。
RYOTA
まわりに登山を教えてくれる方がいない方はおすすめです。あと学ぶべきことが多いので、意欲的に参加できる方は多くの学びを吸収できると思います。
HIDE
「山登りを生涯スポーツにしたい」という思いがあれば、大した経験や知識は不問と思います。何せこの私がその一人ですから。 「安全登山の枠を広げ、仲間達と様々なシチュエーションを愉しみたい!」そういう方にはJMIAはお勧めできるとおもいます。

— みなさん、ありがとうございました!今後も講習を重ね、未来の後輩となる5期生を温かく迎えられるよう準備してくださいね!そしてここまで読んでいただいたあなた、こんなメンバーと一緒に山を総合的に学んでみませんか?お問い合わせお待ちしております。

インストラクター紹介

岩崎 元郎

日本登山インストラクターズ協会(JMIA) 理事長

無名山塾主宰。

1945年、東京大井町に生まれる。
東京理科大学中退。63年から69年まで「昭和山岳会」に在籍、登山の基本を学ぶ。71年蒼山会同人創立、南アルプス、雨飾山、栗駒山周辺で、沢登り、岩登り、雪山登山に親しむ。
1981年春、ネパールヒマラヤのニルギリサウス峰登山隊に隊長として参加。帰国後「無名山塾」を設立。現在では中高年登山者が中心の「遠足倶楽部」も併設している。

95年に放送されたNHK教育テレビ「中高年のための登山学」が、みなみらんぼうさんとの凸凹コンビで人気を博し、96年再放送、97年は山内賢さんと「日本百名山をめざす」が製作放送、これも支持が高く、98年にパートII、そして99年は「日帰り登山で基本を学ぶ」と5年連続してテレビ出演した。おかげで顔が売れてしまい、山の上と下を行ったり来たりの超多忙な日々を送っている。

水上 宏一郎

日本登山インストラクターズ協会(JMIA)理事

  • みどるの会 会長
  • JMIA講座担当マネージャー・講師
  • 初級・中級 登山の教科書 著者
  • 無名山塾講師
  • 日本スノーシューイング連盟専務理事

東京都江東区在住。本業はデスクワークで平日は机の前に座っているから状況は一般登山者と同じ。このことは気持ちの理解に役立つと考えている。

手っ取り早く登山の体力を維持するにはトレイルランニングが一番で、そのモチベーションを高めるにはレースが有効。私は月に一度の頻度でトレイルランニングレースに出場している。

執筆した「初級・中級 登山の教科書」は人の話や書籍の受け売りでなく、自身で体験して感じたことを基本にしている。“危険だからやるな”と言われていることも実際にやってみると想像とは程度の開きがあり、渦中に一人身を置くと理屈より自分の気持ちの変化の方が怖い。

安村 淳

日本登山インストラクターズ協会(JMIA)理事

  • マウンティンゴリラ登山学校講師
  • (公社)日本山岳ガイド協会山岳ガイドⅡ/ 危急時対応技術指導員
  • 厚生労働大臣免許 あんまマッサージ指圧師

主な登山歴;

ヒマラヤ;エヴェレスト(8848m)、チョーオユー(8201m)、シシャパンマ(8013m)他
アルプス;モンブラン(4807m)、マッターホルン(4477m)、アイガー(3970m)他
アンデス;アコンカグア(6950m)、チンボラソ(6310m)、ワイナポトシ(6094m)他
北 米 ;マッキンレー(6192m)、Mtレーニア(4392m)、グランティトン(4196m)他
ヨーロッパの岩場;ドリュー北壁、ミディー南壁、シャモニー針峰群の岩場 他
韓国の岩場;仁寿峰、仙人峰、将軍峰、蔚山岩 他
25年間仁寿峰に通い「岩と雪」「山と渓谷」「岳人」などの雑誌で紹介し、韓国国立公園管理公団より感謝碑を受ける(日本人初)

後藤 真一

日本登山インストラクターズ協会(JMIA) 理事

  • マウントファーム登山学校主催
  • 神奈川県勤労者山岳連盟理事
  • 秦野市表丹沢遭難対策協議会 救助隊長
  • 山岳会カモの会創立者(1993年12月創立)
  • 山岳素行童人メーグリ家創立者(2008年7月創立)

登山歴・・・37年(クライミング歴33年、沢22年等)
ヤマレコに登録していない山行もたくさんあるけど、記録は紛失しております。2000回以上か。
得意なジャンルは沢とクライミング、バリエーションルート。
ガイドブックに頼らず、地形図を眺めながら行けそうなルートを見つけること。
山における様々な知識や技術をたくさんの登山者に伝え、他人に連れていってもらう登山ではなく、本来の自発的な登山の実践をしたい登山者の手助けをしています。

★最近の『丹沢の沢』記録集は↓
 http://mt-farm.info/tanzawakiroku.html

★「読図」「沢」「岩登り」「丹沢の様々な尾根や沢」「雪山」などの講習会を通じて、急増している遭難事故を抑止する指導を個人、団体問わずお教えしています。
費用は内容、行き先、人数等によります。詳しくは下記ホームページをご覧ください。
平日休みの方は日程を相談、調整させていただきます。

マウントファーム登山学校

松本 善行

日本登山インストラクターズ協会(JMIA)理事

  • 埼玉県山岳連盟所属 無名山塾リーダー
  • 公益社団法人 日本山岳・スポーツクライミング協会 遭難対策常任委員
  • 公益財団法人 日本体育協会公認 山岳上級指導員

1966年(昭和41年/丙午)生まれ。二十歳よりコンスタントに山登りを始める。数年間は岩登り等に飛躍せず縦走登山一筋であったが、徐々に道無きルートへ向かう頻度が増してゆく中、何時ぞや技術もない、道具も持たない遭難予備軍と化している我に気付き一念発起、無名山塾の門を叩く。今では皮肉にも上部組織である埼玉県山岳連盟を通じ、日本・山岳スポーツクライミング協会遭難対策常任委員として活動中。

今や山に向かうにもモチベーション無くしては行動を起こせず、そのモチベーションを維持するには基礎体力の維持が必須であり、その基礎体力を維持するためには筋力トレーニングが不可欠だと考え、二十代半ばよりスポーツジム(≠クライミングジム)に通い続けている。更なる動機付けに苦手な有酸素系をプラスし、その一つとして長距離トレイルランやウルトラマラソン等へのレース参加を以って、嫌でもランニングしなければならない状況に持ってゆくことが得策だと思い込んでいる節がある。

(他)
・加藤文太郎信者。
・大津講師と共にビートルズをこよなく愛する。
・実のところ「山」という地理的に狭き対象よりも、幼少期より、広大過ぎる「宇宙」への憧れが強く、今でもそれが自分本来の興味対象だと思っている。

大津 洋介

日本登山インストラクターズ協会(JMIA)理事

1956年 東京都大田区生まれ
1972年 神奈川県立生田高等学校入学しワンダーフォーゲル部に入部し登山を始める。
1976年 日本大学農獣医学部林学科入学後、社会人山岳会蒼山会同人に入会し、クライミング、沢登り、雪山をはじめる。
・クライミング:谷川岳一ノ倉沢、明星山南壁、穂高屏風岩、北岳バットレスなど
・沢登り:南アルプス大井川流域、奥秩父、丹沢、奥多摩、上越、東北など
・雪山:南アルプス、中央アルプス、北アルプス、上越、八ヶ岳など
1980年頃より蒼山会同人創始者の岩崎元郎の「無名山塾」立ち上げの手伝い、講師を務める。その後、建設コンサルタント会社の仕事の傍ら山登りを続ける。
2005年より独立し建設コンサルタントをはじめると同時に旅行会社の登山ガイドもはじめる。2007年から岩崎からの要請により無名山塾遠足倶楽部の講師となる。2011年こぐま自然クラブとして独立し現在に至る。
この約10年間に約600回以上の講習プログラムを実施・経験している。

RCCM(建設環境)
無名山塾講師

血 液 型 A型
趣   味 毛バリ釣りと毛バリを作ること、燻製つくり、写真など
音   楽 ビートルズ、ジャズ、ブルースなど基本的になんでもOK
TV出演 テレビ東京・トコトンハテナ、フジテレビ・もしもツアーズ(高尾山)、TV東京・ニュースアンサー、TBS・あさチャン(2013年5月)

香取 純

日本登山インストラクターズ協会(JMIA) 認定インストラクター

  • 神奈川労山・アルパインリーダー養成学校 校長

1951年 東京生まれ、神奈川県在住

アルパインクライミングの技術習得の為、29歳で現相模アルパインクラブに入会しクライミングを始める。以後四季を通じてクライミングを中心とした山行を行う。その後、日本勤労者山岳連盟の海外登山委員長になり、勤労者の立場で行ける海外高所登山やクライミングの普及にも務めた。現在はゆったりとフリークライミングやクラックのトラッドクライミングを中心に楽しく登っている。

主な登山歴:

谷川岳一の倉沢、北岳バットレス、剣岳チンネ、甲斐駒ヶ岳赤石沢奥壁、前穂高岳滝谷丸山東壁、奥鐘西壁等の積雪期、無雪期クライミングパミール・レーニン、天山・ハンテングリ、アコンカグア、チンボラソ等の高所登山、ヨセミテ、スコーミッシュ、シャモニー針峰群、ニュージーランド、台湾・龍洞、タイ・チェンマイ等の海外クライミング

矢田 実

日本登山インストラクターズ協会(JMIA)認定インストラクター

  • 埼玉県山岳・スポーツクライミング協会所属 無名山塾リーダー

  • 公益財団法人 日本スポーツ協会公認 山岳コーチ2(旧:上級指導員)

1964年(昭和39年)9月生まれ。鳥取県出身

初めて登った山は、祖父と登った地元倉吉市にある打吹山(204m)。天女伝説のある里山で、小さな動物園があった。

転勤で福井県敦賀市へ。遊び場は、戦国武将朝倉氏の出城跡がある、手筒山(171.3m)と金ヶ崎山(86m)。敦賀湾と越前国一宮気比神宮の眺めは今も忘れられない。思えばこの頃から、山との関わりが深かった。

関東に転勤してからは、山とは疎遠になり、学校の林間学校ぐらいしか登った記憶がない。社会人1年生の夏休み、ぶらりと出かけた高尾山で、山の魅力に目覚め、近郊の山を年間を通して単独で登り始めた。次第に雪山に登りたい思いが募り、独学で登り始めたが、限界を感じ、平成6年5月、学校形式で山の技術を学べる「無名山塾」に入会。以降年間を通じて山を楽しんでいる。

平成16年7月、山でスリップ事故をおこし左膝の前十字靭帯を断裂。再建手術のリハビリ期間中に、同会のインストラクター松本善行氏と始めた、ロープワークにはまり、自主研究を始める。これがインストラクターの基礎となったと思う。

これまで、6件の遭難救助(内2件は死亡事案)に関わり、事故現場での緊迫した状況と緊張は今も忘れられない。この体験から、登山者の事故防止とレスキュー技術の重要性を痛感。一人でも多くの登山者に学んでもらいたいと考えている。

趣味は、航空祭巡りとリハビリ中に始めた、ロードバイクによるヒルクライム。航空無線などの「面白無線」のワッチ(傍受)も楽しいでいる、自称「猫好きのただの怠け者」。   

好きな山は、八ヶ岳の阿弥陀岳(2805m)。主稜線から外れたアウトロー的な存在が良い。雪煙を上げる姿が印象的で素敵だ!

三橋 賢二

社団法人 日本山岳会 認定ガイド

1971 神奈川県横浜生まれ

2009より フリークライミング開始!5年で、1000日のクライミングをこなし、認定所得。プロガイドになる。

自分が会社に勤めながらクライミングが上達してきた経験を生かし、講習会を開催しています。

講習エリア、ガイドエリア:

  • 神奈川県湯河原幕山、広沢寺
  • 山梨県 瑞牆山
  • 長野県 小川山