岩場、鎖場での自己確保の方法 – 山の相談小屋

アクティビティ:一般登山, カテゴリ:山での行動方法・知識
相談者:H.F (男性/60代)
こんにちは
登山を始めて4ヶ月あまりの初心者です。
30年以上前の経験で一般的なロープの結びや安全確保は知っていますが
混雑した岩場、鎖場で、確保しながら上ると他の人に迷惑がかかってしまいます。
ハーネス、最低限のスリングで安全確保しながら上ることは出来ないのでしょうか?

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JMIA認定インストラクター
栗山 祐哉
登山教室 Kuri Adventures 代表の栗山です。

鎖場では基本的に確保無しで上り下りするための技術を、日常的にボルダリングジムに通うなどして身につけるべきですが、本当に危険な場所では何かしらの確保を行うべきでしょう。

弊社で行っております 「単独行登山者安全確保技術講習 」では、特に危険な鎖場での安全確保技術をお伝えしています。スリングでの確保は場合によって即死に至るエネルギーが発生する場合があり推奨しません。ダイナミックロープを使った確保が求められます。この場合も、落下係数1を上回る墜落が発生した場合には重篤なダメージを負う可能性が高くなります。この辺りの確保理論や手法をお伝えしております。

また 「山岳ロープワーク講習」では、岩稜や樹林帯における比較的簡単な確保技術をお伝えしています。確保しながらもスピードロスを最小限に留められるので、渋滞を起こしてしまう事を防げます。

最新技術に知識更新する意味でも、是非再学習する機会を設けられてみては如何でしょうか?

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