夏に表銀座、槍ヶ岳に行けるか迷っています – 山の相談小屋

相談者:TO (女性/40代)
5年生になる息子と夏に表銀座で槍ヶ岳を検討しております。登山歴は私(母親)と息子共々4年目です。登山経験は泊まりで燕岳、唐松岳、五竜岳(遠見ピストン)、赤岳~横岳~硫黄岳、 富士山など 日帰りで日光男体山、瑞牆山、前掛山、編笠山、硫黄岳、陣馬山から高尾山縦走、塔ノ岳など。槍ヶ岳の前に乾徳山、谷川岳に行く予定です。年間10-12回ほど登って来ました。私は日々ジョギング(月100kmほど) と週1ボルダリング、息子は週4サッカー、週2-3回ボルダリングで6級程度です。リードも月1やっています。

表銀座に行ける経験があるか、迷っています。

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JMIA認定インストラクター
岩崎 元郎
TOさんの登山経験、トレーニング量は表銀座~槍ヶ岳縦走に充分であると評価します。今夏、ぜひチャレンジしてみて下さい。

注意すべきはご自身たちよりも、他のパーティです。TOさんのように、自分たちの実力とコースの難度をはかりにかけて、計画を考える登山者ばかりなら心配ないのですが、実力は棚上げにして、ネームバリューへの憧れだけで実力以上の山をめざす登山者が少なくありません。

彼らは足運びが無造作ですから、コース上の岩場では落石を出すことがままあります。危なげな登山者がいたら、離れて行動するように留意して下さい。特に槍ヶ岳の登りでは、登山者が渋滞していたりすると、コースをはずして追い抜こうとする乱暴な登山者もいます。コースをはずれると岩が浮いていますから、人為落石が起きやすいのです。実際、槍ヶ岳でコースをはずしたための人為落石でケガ人が出たのを目撃しています。ヘルメットは忘れずに携行して下さい。

インストラクターに相談する(無料)

 

家族が安心して山へ送り出してくれる登山者になるために

当サイト「GoALP – 山を楽しむ人のための安心・安全登山メディア」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する4期目「JMIA登山講習会」の受講者を募集しています。あなたも、一年かけて実際に山に登りながら山岳指導者の手ほどきをうけてみませんか?

沢、岩、雪山などの山仲間を作りたい方

四季を問わず縦走・岩登り・沢登りを始め、読図にこだわった藪山や雪山縦走、あるいはトレイルラン・アイスクライミング・山スキーに至るまで様々な趣向をもった山の仲間と、登山の基本技術項目15単位を入会者ご自身のペースで、およそ3年以内をめどに受講いただける登山講習です。

電子書籍:初級中級・登山の教科書を進呈

安全な登山のためには、総合登山力が必要になりますが、ネットや雑誌などで知る単発的、断片的な知識だけでは安全な登山のためには十分とはいえません。本書は、JMIA登山インストラクターの水上宏一郎・著、岩崎元郎・監修による、主に登山入門から5年目くらいまでの初級者・中級者に焦点を絞り、安全に登山を行う上で必須の知識を体系的にまとめたものです。

  • そういえば登山に関する知識ってきちんと学んだことない
  • 断片的に知ってはいるけど、全体的には知らないことが多い
  • 登山で怖い思いをしたが、どうすればよいかわからない

などに該当する方は必見の一冊となります


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