山小屋泊もしたいのですが、山でのルールが分かりません。
特に山小屋での過ごし方が分からず、今は日帰りのみです。
普段の宿でして良い事も、山小屋ではNGな事あると思います。
歯磨き粉や石鹸・シャンプーの使用不可は学びましたが、
他に何かあれば聞いておきたいと、質問させて頂きました。
何卒よろしくお願いいたします。
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大津 洋介
最近、たくさんの方々が山に来られるのはいいことだと思います。しかし、ルールを全く知らないで来る方が多く迷惑を受けることも多くなっているのが現状です。
登山には登山独自のルールがあります。お互いに守ることによって安全で楽しく登山することができます。これらをすべてあげると1冊の本ができてしまうほどありますので、ご質問のあった山小屋で最近気にかかる注意していただきたいを以下にあげます。
●小屋への出入り、靴ひもを解く・締めるは入口の外で。人が出入りするところで止まると大混雑となりますので邪魔にならない外でお願いします。
●歯磨きは歯磨き剤を使わず水で。排水処理をしている山小屋はほとんどありません。石鹸などが外に流れたらどうなるか想像してみてください。
●水は山小屋の命大切に。蛇口があっても家の水道とは違います。小屋では水を得るため毎日たいへんな作業をしています。
●夜中のトイレ、ヘッドランプは手に持ち足下を照らしてください。ヘッドランプを頭に付けると広く照らすので寝ている人が眩しくて起きてしまいます。
●朝自分は起きても、まだ寝ている人もいます。大きな声での会話、レジ袋の「ガシャガシャ」音は大迷惑です。会話は小さな声で、準備は前の晩にすること。
●飲みすぎには注意を。翌日の行動を考えて飲酒はほどほどにしましょう。
ルールなどについては経験者と歩いたり、講習会などに参加し覚えていくことをおすすめします。理事長の著書も一読を。
ルールに則って、これからも登山を楽しみたいと思います。
いつかは山小屋泊実現したいと思います。
スタッフの皆様にもよろしくお伝えください。
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当サイト「GoALP – 山を楽しむ人のための安心・安全登山メディア」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する6期目「JMIA登山講習会」の受講者を募集しています。あなたも、一年かけて実際に山に登りながら山岳指導者の手ほどきをうけてみませんか?