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山岳指導者直伝!初心者が疲れない山の歩きかた 5つのコツ

疲れない歩き方

整備された街を歩くのとは異なり、山登りはデコボコした坂道を歩かなければなりません。

そのため、普段の街歩きの感覚で山を歩くと思っていた以上に疲れてバテてしまったり、また捻挫などの怪我を負ってしまう場合もあります。

本稿では、初心者が身につけたい安全でバテない山の登り方として定評があり、GoALPの監修者でもあるJMIA 理事長 岩崎元郎氏が提唱する「岩崎流ゆっくり歩き」のポイントを紹介します。

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山岳指導者が教える、山でガス欠にならない食事と水のとり方 – 登山の教科書

シャリバテ(ハンガーノック)という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

登山では長時間にわたって体を動かし続けるため、日常生活に比べて比較にならないほどのカロリーを消費します。きちんとした食べ物をとらないで激しいエネルギー消費を行うと、血糖値が下がり、急にひどい空腹感に襲われて全身に力が入らなくなり、動けなくなってしまいます。

これをシャリバテ(ハンガーノック)と言いますが、山の中で動けなくなってしまうことはどれだけ危険なことか、初心者の方でも想像に難くないと思います。

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失敗しない登山の服装選びと、おさえておくべき3つのポイント – 登山の教科書

登山の初心者や知識の少ない方は、登山に適した服装がどういうものか、わからないことも多いのではないでしょうか。

登山に適した服装というのは、単にあったかい格好であったり運動着であればよいというわけではありません。

また、何度か登山をされた方でも、実際に山に行ったときに「思ったよりも寒かった」「暑かった」「あれがなくて困った」など不便・不快な思いをされた方もいるのではないかと思います。

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やってみませんか?雪山の魅力と入門(1)- 登山の教科書

雪山は危険、上級者だけの限られた世界というイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。雪山には入らないと決めつけている人がいて、そういった人たちの多くは冬になると登山をしません。

これはなんともったいないことでしょう。雪山の静寂さ、幽玄さ、美しさを知らないままでいるのです!

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身の安全を守る!登山における10の危険箇所の通過法 – 登山の教科書

山登りをしていると、思いがけず危険な場所を通過することになる場合があります。
戸隠山アリの戸渡りのように狭い尾根を馬乗りになって渡る所もときにはありますが、無雪期に一般道を登山する限り、初めから分っている危険箇所を初心者が登山するということは稀です。

多くのケースは思いもかけずに危険箇所に遭遇するもので、登山道が崩壊していたり、悪天候で状況が悪かったり、メンバーの一部が疲労や病気で体調不良に陥った場合などです。

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岩場や鎖場を安心して通過するために身につけたい岩登りの基本技術 – 登山の教科書

山登りをしていて緊張する場面といえば、岩場や鎖場ですよね。
一般的なコースでも小規模な岩場や鎖場に遭遇し、不安を覚えたこともあるのではないでしょうか。

このとき、基本的な技術や体の使い方をしらないと不必要に緊張したり、体がこわばったりして思わぬケガをすることもあるでしょう。

また、ステップアップして日本アルプスなど高い山々を踏破するためには、岩場が連続するような場面も安心して通過できるようにならないといけません。

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もう山でバテない!登山のための体力づくりと継続するためのコツ – 登山の教科書

登山力で重要なのは 1 に体力・2 に地図読み・3 に安全管理と言われているのはご存知でしょうか。技術とか知識とか経験とか言っても、まず体力が無ければ始まりませんよね。
 
強い体力を持つ人はバテ対策にあまり気を使わなくても快適に登山が出来るし、速いペースで一気に登ると雪崩などの危険から身を守る事が出来ます。

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筋肉・疲労のメカニズムと登山における体力づくりのポイント – 登山の教科書

自分がゼーハー息を切らせながら山を登っているときに、歩き慣れた人がテンポよく軽快にスイスイと山を歩いているのをみると、羨ましくおもいますし、自分も早くそうなりたいなと思いますよね。また、下りは下りで長時間にわたって膝に負担がかかって苦しい思いをされる方も多いのではないでしょうか。

こういった課題を克服するためにやはりトレーニングは必要になってきますが、やみくもに筋肉をつけても“的”を外してはいけません。トレーニングのノウハウについては情報がたくさんありますが、やり方だけ聞いて真似をしても意味がないのです。

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山登りで覚えておきたい天気と行動に関する基本知識 – 登山の教科書

山での行動に大きく影響する要素といえば、天気ではないでしょうか。

晴れていればなんてことはない山でも、ひとたび雨がふったり風が吹いたりすればとたんに難易度があがり、転倒や滑落の危険が増します。また、天候に応じた服装の用意がないと、夏でも雨に降られて低体温症になるなどのリスクもあります。

天気に関する知識を持つことは、こういった事態への備えになるとともに、山で適切な行動をとるための判断の精度を高め、より安心して快適な登山をするための手助けとなります。

そこで本稿では、登山でおさえておくべき天気に関する基礎知識と基本的な行動指針を解説したいと思います。

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遭難の要因No1「道迷い」を防ぐ地図の読み方の基本 – 登山の教科書

山登りをしているとき、ふと気づくと登山道を外れてしまい、現在地や進むべき方向がわからなくなってしまったり、マーカーやリボンが見つけられず不安な思いをしたことはないでしょうか。すぐに登山道に戻れれば問題はないのですが、そうでない場合は遭難という事態に陥ってしまいます。
 
警視庁が発表した平成27年における山岳遭難の状況によれば、遭難の原因のトップは道迷いで、およそ4割を占めています。

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脱初心者!山登りの幅が広がる「スピード登山」のススメ – 登山の教科書

スピード登山

初心者の域を脱して縦走登山に目が向き始めると、スピードの無い者には山が広がっていかないことを認識させられます。また、“ゆっくり”が安全と言うけれど、ときには悪場を一気に走り抜けて危険域を脱出する方が安全なこともあります。この場合、ゆっくりしか歩けないのはハンデとなります。

本稿では、『岩崎流ゆっくり歩き』を習熟した後の歩き方として、体力に余裕がある人には岩崎流ゆっくり歩きの五つのポイントの拘束から脱却し、長年の山岳耐久レースでの経験から掴んだノウハウを一般登山向けに落とし込んだ『スピード登山』を提唱することで、より安全な山歩きと行動範囲の拡大の手助けになればと思います。

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登山インストラクターが教えるテント泊のイロハ(1) – 登山の教科書

山での宿泊は山小屋に泊まるだけでなく、自らテントを設営して宿泊する方法があります。
山小屋泊にくらべテント泊では、宿泊費がかからない・仲間内だけのプライベート空間が保てる・アウトドア感を満喫できるなどの醍醐味がありますが、一方で荷物がかさばったり、設営や撤収などの手間も増えます。

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