なぜ「道迷い」による遭難が多いのでしょうか – 山の相談小屋

アクティビティ:一般登山, カテゴリ:遭難・トラブル防止
相談者:朝霧 (男性/40代)
何かの記事で、登山での事故・遭難の要因のトップは道迷いであるとのことでした。
なぜ、山登りで道迷いが起きるのでしょうか。その代表的な要因について知りたいです。地図が読めれば道迷いは起きないのでしょうか?
道迷いが起きてしまう要因をしっておくことが、道迷いを防ぐ一番の方法なのではないかと思い、質問させていただきました。

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JMIA認定インストラクター
栗山 祐哉
Kuri Adventures 代表の栗山です。

道迷いの原因は、あたり前ですが ” 道を間違えること ” で発生します。
山菜採りや林間作業、バリエーションルート等による登山道外への踏み跡、大動物の獣道など、登山道以外へ進む踏み跡への迷い込み。岩稜など、踏み跡が残らない場所でのルートミス。雪山では降雪によりトレースが消えてしまうなども起こりますし、紅葉時期も踏み跡が全て落ち葉で覆われてしまうなどのトラブルも起きます。
その他、濃霧、大雨、吹雪、日没による視界不良、疲労による判断ミス、登山道の大規模崩落、河川増水、草が多い茂るなど、発生要因は無数に存在します。

道に間違えた時、そのことに気がついてすぐに引き返せればトラブルは起きませんが、そのことに気が付かないままどんどん進んでしまうと、完全に所在地をロストしてしまう可能性が高くなります。
地形図が読め、事前にルートの地形がしっかりと頭に入っていれば、例え道に間違えてもすぐに気が付きやすいものですし、仮に道に迷っても、地形図やコンパスから現在地に戻ることができます。

現代ではスマートフォンのGPSにより簡単に現在地が把握できる時代となりましたが、大きく道をそれた場所から登山道に戻るには、安全な地形を見出し、コンパスで正確にその方向を示す必要があります。
地図とコンパスが正しく使えること、GPSの操作に慣れ、予備のバッテリーなど準備を怠らないことなど、万全の準備とトレーニングが求められます。

しっかりと事前準備を行い、安全な登山を楽しみましょう^_^

解決相談者:朝霧さん
ご回答ありがとうございました。
間違えた時に、なるべく早く気づけるかどうか重要になりそうですね。

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