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大津 洋介
実際に使ってみれば100m以上の誤差があり、「使えない」と烙印を押しました。
そして、あれから20年スマートフォンにGPSセンサが付いて、ソフトウェアも多くでてきて、身近にGPSが使えるようになりました。
3年前、月山の大雪城を登った時、雪が残る雪渓を横切りヤブの中の夏道を探すことを繰りかえし行うことに大いに役立ました。それ以来トラックなどの記録も含めスマートフォンのGPSを使うようになりました。
現在地を国土地理院地図(昔の1/25000地形図と同)の画像上に表示してくれるため、現在地が怪しいときはGPSを見て、紙ベースで持っていった地形図上に位置を対応させ進むべき方向を決めています。
バッテリーの問題がありますので、緊急の場合携帯電話を使えるように予備バッテリーを持ち、機内モードで使用しています(機内モードでもGPSは利用できる)。出発時バッテリー容量が100%であれば、時々現在地を確認するのだけならば1日で90%、トラックを記録しても80%までの減少で利用可能です。
ちなみに、機種はdocomo XPERIA SO-02Jです。また、余裕があればiPad miniを持っていきます。
スマートフォンのGPSは地形の特徴ないところやホワイトアウト時のナビゲーションには絶大な威力を発揮することでしょう。いざという時に利用できるように日頃下界などで使い方をマスターしておくことが大切です。ただし、機械であるためトラブルも十分考えられますので従来からの地形図を利用した読図手法を身につけておくことが大切です。
栗山 祐哉
よほど古い機種を使っていない限り、そこに搭載されているGPSチップは最先端のものが使用されています。ものによってはGPS専用機よりも遥かに精度の高いスマートフォンが存在します。
また以前に比べバッテリーの持ちも良く、ポータブルバッテリーも軽量で大容量なものが増えてきました。
防水な機種も多く、故障やバッテリー切れによる機能損失はとても少なくなってきています。
今やGPSは全ての人に使用できる身近なものになったと言えます。
GPSをこまめに確認することで、現在地を常に知ることができます。
万が一道を外しても、軌道修正が容易になりました。
山岳ナビゲーションスキルにおいて最も困難な現在地把握も、簡単に行うことができます。
しかしGPSだけで登山を行うのは少々危険です。
もし大きく道を外して迷ってしまった時、GPSで場所が分かっても、そこからどう脱するのかはGPSは教えてくれません。
地形図から安全に復帰できそうな地形を読み解き、そのどの方向に進めば良いのかをコンパスで示す必要があります。
そしてその能力を身につける際において、可能であればGPSを極力見ないようにした方が上達が早くなります。
GPSはとても有効な道具ではありますが、万能ではありません。
地形図、コンパスに加え、新たなナビゲーションツールのひとつとして考え、それぞれをしっかりと使いこなせるようトレーニングを行うことが大切です。
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