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松本 善行
登山者の常識として、地図を携行し、道の分岐等で確認しながら行動することは言うまでもありませんが、それでも道に迷うことはあります。では一口に「引き返す勇気」とか、「ビバークする決意」等と言いますが、それはどういうことでしょうか。
それはあなた自身にあるヒューマンファクターが大きく作用します。「何とかなるだろう」とか「明日は絶対休めない仕事がある」、更には「まさか自分が遭難するわけがないし、騒ぎを起こしたくない」という意識が潜在的に働き、次第に焦り、冷静な判断が下せなくなってきます。焦りから下山のスピードは危険なほど早くなり、事態は悪化してゆきます。
このような事態を想定し、予め学習しておくこと(例えば読図の習熟・夜間のビバーク体験)が実際の道迷いで冷静になれる手段となるでしょう。
道に迷ったら、例えば自分の命や家族と、明日絶対休めない仕事のどちらが大事かを謙虚に想い、まだ日が高ければ、元来た道をわかるところまで戻ることは鉄則ですが、それでも正規ルートに復帰出来ない場合どうしたらよいでしょうか。
それはまだ日が落ちないうちに、ビバークに適した場所を探すことです。適した場所とは傍に崖はないか、風が避けられるか、落石の危険はないか、沢の近くで増水の危険はないか等です。そして着られるものはすべて着て夜間に備えます。ツエルトがあれば百人力です。ポールはなくても被ることで各段に保温効果があります。現在、始めから使用する目的はなくても携行は常識であると言えます。
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