全般的なこと

友人との登山ルートに関する意見の相違 – 山の相談小屋

相談者:M.Y (男性/40代)
自分は登山を始めて1ヶ月程の者です。同時期に始めた友人から10月に1泊で燧ヶ岳へ登山に行かないかと誘われています。

友人は最初、戸倉に宿を取って大清水から入山して燧ヶ岳日帰りを計画してましたが、自分は距離が長くて時間も掛かるから厳しいと言った所、早朝スタートすれば行けないことも無い。行きたくない理由を並べてるだけ。行きたくなければ夜行バスで行って1人で登ると言いました。

その後に御池登山口から行けば時間も掛からないから日帰り登山出来るかも?と言ったら友人も同調しました。

しかし、御池登山口からのルートは急峻で途中に枯れ沢を登ったりガレ場をトラバースする場所、そして迷いやすいとの事で初心者向けでは無いから御池バス停6時30分発のバスで沼山峠に入り、距離は長いけど長英新道往復で行かないか?と提案した所、御池登山口から入山するのが基本だし、初心者でも行けない事は無いといい、更に自分が難しかったら断念も考えないと!と言ったら友人は諦めたら初心者のまま、難しくても行けない事は無いと言いました。

この発言を聞いて友人は山を軽く考えてると思いました。

因みに自分は鬼怒沼と尾瀬ヶ原トレッキング、そして9月に畳平から乗鞍岳(剣ヶ峰)登山と上高地トレッキングを計画、友人は単独で雨中の鬼怒沼2回に尾瀬ヶ原トレッキングと塔ノ岳、そして9月に鬼怒沼へ行くとの事です。

この程度の登山歴ですが友人提案の御池登山口から入山して長英新道経由で下山するルート、自分提案の距離は長いけど緩やかな長英新道往復ルートどちらで行くべきだと思いますでしょうか?

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子どもを引率する登山・ハイキングでの判断 – 山の相談小屋

相談者:Y.W (女性/50代)
こんにちは!アドバイスをいただけると幸いです。

 

子ども主体のグループで登山・ハイキングをする際、前日までの天候等で登山靴がびしょ濡れになっている子がいるケースで、さらに天気予報が好転でない場合、登山・ハイキングを前夜に決定すべきでしょうか?行けるところまで行き、引き返して来る選択はないものでしょうか?と言いつつ、そもそも登山靴がびしょ濡れの子は行くべきではありませんか?

キャンプの行程で前夜の雨でテントが浸水、登山靴がびしょ濡れになってしまった子が出たケースがあり、翌日の行動予定でスタッフ間で議論しました。通常であれば雨天決行のグループですが、その時のキャンプはお楽しみキャンプとしていたので、靴の濡れがアクティを判断する論点になりました。靴づれは起きやすい?とか靴が重くなるから等で楽しめないなど、今後のためにもアドバイスを頂戴できるとありがたいです。

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真冬の富士山に登るには – 山の相談小屋

アクティビティ:雪山登山, カテゴリ:全般的なこと
相談者:S.A (男性/20代)
山登り初心者3人でお正月に富士山に登って初日の出をみたいなと思っています。
3人とも耳が聞こえないので、
・大阪でプロの登山家と相談できるところ
・高山病の対策
・プロの登山家と一緒に登れるのか
・費用はどのくらいかかるのか
を教えていただきたいです。
よろしくお願いします。

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山登りで改善したい3つのポイント – 山の相談小屋

アクティビティ:一般登山, カテゴリ:全般的なこと
相談者:H.K (女性/60代)
三年ほど前から登山を始め富士山を始め、奥多摩や丹沢、秩父の山に登っています。毎回標準コースタイムよりは少し早く登山できているのですが、それぞれの山を登り、登っていて登りやすい山、登るのが苦手な山があります。そう感じるのは標高ではなく山のタイプによるのもだと気づきました。毎回下山して今日の登山を振り返るたびに次のことが反省点になります。
何か良いトレーニング方法はありますでしょうか?
①急な上りになると一気にペースダウンする。
②3000m級の登山は体調にもよるのですが高山病なのでしょう、食欲がなくなりエネルギー補給がうまくできなく体力ダウンする。
③ガレ場は慎重に登り過ぎてしまいます。上手な登り方はありますか。

現在60代、2人登山中心、毎年5月頃から10月頃までに7.8回登山に行っています。
よろしくお願いします。

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ダブルロープとシングルロープの墜落時の衝撃の違い – 山の相談小屋

アクティビティ:クライミング, カテゴリ:全般的なこと
相談者:notonlyabutalsob (男性/40代)
ダブルロープとシングルロープの墜落時の衝撃の違いについて質問です。

シングル仕様のロープRsとハーフ仕様のロープRhがあるものとします。

ロープ径:Rs>Rh
伸び率 :Rs<Rh
衝撃荷重:Rs>Rh

(A)シングル仕様のロープ(Rs)1本をシングルロープシステムで使用した場合と、
(B)シングル仕様のロープ(Rs)2本をダブルロープシステムで使用した場合と、
(C)シングル仕様のロープ(Rs)2本をツインロープシステムで使用した場合と、
(D)ハーフ仕様のロープ(Rh)2本をダブルロープシステムで使用した場合とで、

(1)リードの墜落時にリードの体にかかる衝撃
(2)リードの墜落時にビレイヤーの体にかかる衝撃
(3)リードの墜落時に最終クリップ支点にかかる衝撃

はそれぞれどのように異なるでしょうか?

(A)、(C)ではロープに大きな屈曲はないストレートなルート、
(B)、(D)では2本のロープで交互にクリップし各ロープに大きな屈曲はないものとします。

この質問の意図は、それほど高さのないマルチ練習壁のある屋内ジムでダブルロープシステムの練習をする場合、シングル仕様のロープを2本使うのと、ハーフ仕様のロープを2本使うのと、どちらが適切か判断したかったからです。

私の想像では、ロープに大きな屈曲がなく、ロープが同一であれば、ダブルロープシステムの墜落時とシングルロープシステムの墜落時で衝撃は同じになるのではないかと思いました。つまり、

(1)D<A=B<C
(2)D<A=B<C
(3)D<A=B<C

従って、この練習環境では、支点強度が十分高く、壁が低くてグラウンドフォールの危険がある点を考慮すると、ハーフ仕様のロープ2本使うよりもシングル仕様のロープ2本使った方が良いのではないかと思いました。(操作性は悪いですが)
もちろん、ハーフ仕様のロープ2本使った場合より衝撃は大きくなりますが、A=Bなら、ジムで普通のリード練習を行っている場合の墜落時の衝撃と同程度なので、問題ないと思いました。

一方、A<Bになるから、グラウンドフォールの危険よりも墜落時の体の衝撃を優先して、シングル仕様のロープ2本を使ったダブルロープシステムは行うべきではないという考えもありました。

経験的な観点や物理学的な観点からもご意見うかがえましたら幸いです。

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血糖値が高くカロリー制限をしています – 山の相談小屋

アクティビティ:一般登山, カテゴリ:全般的なこと
相談者:m252155naoki (男性/60代)
血糖を下げる薬を服用しています。加えてカロリー制限中です。登山が好きで止められません。昨日も北アルプス縦走登山の訓練を低山で行いましたが途中で力が入ら無くなりフラフラになってしまいました。薬を服用せずに登山すべきかを悩んでいます。教示下さい。

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夏に表銀座、槍ヶ岳に行けるか迷っています – 山の相談小屋

相談者:TO (女性/40代)
5年生になる息子と夏に表銀座で槍ヶ岳を検討しております。登山歴は私(母親)と息子共々4年目です。登山経験は泊まりで燕岳、唐松岳、五竜岳(遠見ピストン)、赤岳~横岳~硫黄岳、 富士山など 日帰りで日光男体山、瑞牆山、前掛山、編笠山、硫黄岳、陣馬山から高尾山縦走、塔ノ岳など。槍ヶ岳の前に乾徳山、谷川岳に行く予定です。年間10-12回ほど登って来ました。私は日々ジョギング(月100kmほど) と週1ボルダリング、息子は週4サッカー、週2-3回ボルダリングで6級程度です。リードも月1やっています。

表銀座に行ける経験があるか、迷っています。

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雪渓をトラバースする際の歩き方や注意点 (後編)- 山の相談小屋

 
雪渓をトラバースする際の歩き方や注意点 (前編)はこちら
相談者:A.Aさん
大津さま
写真をお送り頂きありがとうございます。
7月下旬の立山から五色ヶ原への縦走では「雪渓の横断が必ずあると思った方が良い」とのこと。心して挑みます。
「雪渓のきわには必ず氷化した部分があります」とのことですが、氷化した部分と、そうでない部分があるので、よく見極めて氷の上を歩かないように、という意味でしょうか?
また「朝、夕は気温が低く硬い」とのことですが、この時期は早朝の移動は避けた方が良いのでしょうか?
アルプスでの縦走は移動距離が長いので朝は少し早めに発つことが多いのですが、6時くらいからの移動であれば、慎重に歩けば大丈夫なのでしょうか?
尚、今回の計画は友人と2名で予定しています。単独行ではありませんが、少人数ですので慎重に行動するよう心掛けます。

松本さま
歩き方を詳しく解説頂きありがとうございます。とても参考になりました。
雪渓の横断は経験がありませんので少し不安ですが、立山へ行くまでに、フラットフィッテングを意識した登山を数回しておこうと思います。 また、「急斜面のトラバースにおいての技術は、谷側の足を60~90°谷側に開き、山側の足は進行方向。両足とも斜面に対しフラット」こちらの歩き方についても、少し練習しておこうと思います。

軽アイゼンで滑られた方とは直接お会いしておりませんので、私も具体的な状況はわかりませんが、アイゼンの手入れを怠っておられたか、 足が氷の面に対しフラットに置かれていなかったことが原因では?という解説は参考になりました。

アイゼンの歩行技術では「ピッケル(又はストック)との連携で2点支持を心掛ける」と記載されていますが、ピッケルは持っておりません。 使ったこともないのですが、7月下旬の立山から五色ヶ原への縦走では、ピッケルは持っておくべきでしょうか?ストックを使用する際は、2本使用しておりますが、その場合は3点支持(ストック2本と片足)という考えで良いのでしょうか?それとも、片手はストックを持たず空けておく方が良いのでしょうか?

回答を何度も読ませて頂くと、いろいろ気になることがあり、つらつらと書き連ねてしまいました。
まだまだ経験が浅く未熟ですので、夏までに少しでも訓練しておこうと考えています。
いろいろとご教授いただければありがたく存じます。

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初心者による厳冬期赤岳への挑戦 – 山の相談小屋

 
相談者:R.S (女性/30代)
八ヶ岳(赤岳)への登山に誘われています。

自分は岩の下りが苦手で、ザックを背負ったままでの岩の下はできませんでした。(結局他のメンバーに荷物を降ろしてもらい、自分はお尻をつきながらなんとか降りました)
これまでの登山経験も三ヶ月に一度近郊の山に登る程度でした。
そんな人間が厳冬期の赤岳なんて行けるものでしょうか?

これを逃すともう2度と厳冬期の登山なんて機会もないような気がして、行きたいのですが自信がもてません。
ネットで調べると赤岳は結構厳しそうな気がしておりますが初心者でも行けるような場所でしょうか?

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登山のレベルアップの仕方 – 山の相談小屋

アクティビティ:その他, カテゴリ:全般的なこと
相談者:N.S (男性/50代)
趣味で登山を始めて5年近くになります。最近登山のレベルアップの仕方について悩んでいます。

山岳会等には入っておらず、ネットで調べた情報(知識、技術)と経験で、基本単独登山を行ってきました。現在は初級者コースは問題なく、中級者コースも概ね攻略できるようにはなってきました。

今後更なる難しいコースを進むにあたって、クライミングに関する知識、あるいは雪山登山に関する知識を積んでからチャレンジしたいとは思っているのですが、生命の危険が及ぶような危険な場所に行くとなると単なる覚悟だけでは躊躇してしまいます。

自分の身につけた知識や技術でそのコースをチャレンジしていいのかどうか、客観的に判断する方法や、事前に必ず経験したほうがよい訓練方法・あるいは講習会(GoALPの講習会には興味がありますが、九州在住の為参加は困難です)などご紹介頂けるのでしたらご教授頂きたく、よろしくお願い致します。

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シニア登山クラブにおける課題 – 山の相談小屋

アクティビティ:一般登山, カテゴリ:全般的なこと
相談者:K.U (男性/50代)
私が所属しているのは平均年齢70歳の都内の山岳クラブです。下記について困っています。
1)会員の歩行時のバランス能力が衰え始めているが自覚が足りない。
2)自ら学ぼうとする姿勢がない
(安全登山、読図、気象、緊急時対応)
3)人に連れて行ってもらおうという考えが強い
(自ら山に行こうという姿勢が弱い)

何らかアドバイスいただけないでしょうか。

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JMIA登山講習会が気になっています – 山の相談小屋

アクティビティ:一般登山, カテゴリ:全般的なこと
相談者:Y.M (男性/50代)
岩、沢、雪はやらないで、ガッツリ歩くことを優先に山に行っています。
そうは言っても、いざという時に役立つ懸垂下降などの技術も必要な気もしていて、JMIA登山講習会が気になっています。
岩、沢、雪はやらないと思っていますが、登山講習会で体系的に学んでおくべきか、ご意見を伺えれば幸いです。
当方、51歳、男性、登山歴1年弱です。

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初心者ですがアドバイスをいただければ・・・ – 山の相談小屋

アクティビティ:一般登山, カテゴリ:全般的なこと
相談者:M.S (女性/30代)
地元北海道の樽前山に一人で登りはじめたばかりです。山登りをしている友達からは、樽前山くらいならばスニーカーでも大丈夫と言われましたが、実際に行ってみて、滑り危険だなということがよくわかりました。私低い山にしか登れませんが、きちんと基礎を学びたいと思いました。何かアドバイスありましたら、よろしくお願いします。

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