子ども主体のグループで登山・ハイキングをする際、前日までの天候等で登山靴がびしょ濡れになっている子がいるケースで、さらに天気予報が好転でない場合、登山・ハイキングを前夜に決定すべきでしょうか?行けるところまで行き、引き返して来る選択はないものでしょうか?と言いつつ、そもそも登山靴がびしょ濡れの子は行くべきではありませんか?
キャンプの行程で前夜の雨でテントが浸水、登山靴がびしょ濡れになってしまった子が出たケースがあり、翌日の行動予定でスタッフ間で議論しました。通常であれば雨天決行のグループですが、その時のキャンプはお楽しみキャンプとしていたので、靴の濡れがアクティを判断する論点になりました。靴づれは起きやすい?とか靴が重くなるから等で楽しめないなど、今後のためにもアドバイスを頂戴できるとありがたいです。
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岩崎 元郎
スタート時に乾いていても、途中で雨が降ってきて靴がぬれてしまうということも時としてあります。そんなときは進むにせよ戻るにせよ、雨の中、濡れた靴で行動しなければなりません。
前日の雨で靴が濡れてしまった場合、濡れた靴を履いてあえて行動すれば、そんなときの良きトレーニングになることもあります。
現地にいるのですから、しかも雨天決行のグループなら実施の可否は当日の朝でいいとおもいます。
朝の天気、その天気は良くなるのか悪くなるのか、メンバーの状況、やる気満々なのか後ろ向きなのか、当人のやる気など、さまざまな状況を勘案し行けるところまで行き、引き返してくることも含めて、実施の可否を考えたほうがいいと思います。
行くかやめるかの岐路に立たされた時、筆者の場合はメンバーの顔色をみて判断してきました。メンバーの顔がやる気満々で笑顔ならGO、さえない顔色ならやめてきました。
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当サイト「GoALP – 山を楽しむ人のための安心・安全登山メディア」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する6期目「JMIA登山講習会」の受講者を募集しています。あなたも、一年かけて実際に山に登りながら山岳指導者の手ほどきをうけてみませんか?