永久保存版!登山に役立つオンライン講習会をご紹介

コロナ禍で人々の生活様式が一変した、というフレーズはこの1年間で何度も耳にしたと思いますし、実際多くの人々がそう感じていることでしょう。

特にリモートワークの普及に伴って、zoomなどのビデオ会議システムの利用が爆発的に進んだことで、場所を選ばない対面による対話が一般的になってきました。

ビデオ会議は一度慣れてしまえばその恩恵も大きく、登山の座学講習会においても徐々に採用しているところが増えてきたように思います。

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もちろん、実際に会って直接話しをきけるメリットは小さくないものの、やはりこのご時世なるべく密になりたくないとか、会場に出向く時間がない方にとっては座学講習会のオンライン化は大きなメリットです。

また、運営側としても場所の確保が不要なことは大きなコストメリットですし、参加者としては録画があれば時間の制約すらないことになりますよね。

ということで、この withコロナ時代にいち早く登山の座学講習をオンライン化し、現状もっとも登山講習のコンテンツが充実していると思われる、Kuri Adventuresの無料オンライン登山座学講習を紹介いたします。

実際に講習会当日に視聴していなくても、アーカイブがすべて無料で閲覧できるので嬉しい限りです。ぜひチェックしてみてください。

登山全般

登山の持ち物

いかに持ちすぎず、かといって持たずに困ってしまうことは避けたい・・・。登山の装備はいつもそんなジレンマとの戦いです。

プロの登山インストラクターとして判断する登山装備の在り方を、ひとつの指標としてご紹介するカリキュラムです。徹底した安全基準、無駄を削り取った軽量化、快適性とのバランスを図った道具の選択を学びます。

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疲れない山の歩き方

登山をやる方のある意味永遠のテーマかもしれません。いつもバテずに歩ける人は何が違うのでしょうか・・。

基本技術ながら、実に難しい技術です。静荷重静移動歩行技術などの基礎技術から、運動生理学の学習、日常的に行っておきたいトレーニングなどを学ぶことで、圧倒的に疲れなくなります!概念が変わるほど楽になります。

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地図とコンパスの使い方

山において、今自分がいる位置と進むべき方向を見失っているということは、ほとんど遭難しているのと同義となります。

登山の基本技術となる地形図の読み方とコンパスの使い方について学習します。山岳遭難事故の実に半数以上が道迷い。であらば、確実なナビゲーション技術を身につければ山岳遭難事故の確率は半分にまで抑えることになります!

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山岳気象入門

山でより安心して行動するためには、山の気象を読み解く力が重要ですね。

天気予報は原則として地上の天気を予想しているものに過ぎません。それを基準に、気圧配置の関係からどう風が吹くのか、それによって雨の量はどう変化するのか、山特有の風の吹き方や増水、雪崩についての基礎知識などを学びます。

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ビバーク技術

予期せず山中で一夜を明かすことになったら、あなたは対処できるでしょうか?適切なビバークの知識とスキルで万一の事態を切り抜けられるようにしましょう。

道迷いや足の捻挫などで、山の中で夜を明かさなくてはならない事態に陥ることは誰にでも起こりえます。確実に生き延びるために、ビバークを行ってく上で知っておきたい知識を学び、万が一の自体に備えましょう。

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ファーストエイド

万一の際、山中で応急処置ができたかどうかでその後の明暗が別れてしまうこともあるでしょう。登山者として、基礎的な知識は身につけておきたいものです。

すぐに医療機関に受診できない山の中での怪我は、自分たち自身で応急処置を施す知識を身につける必要があります。この講習では外傷処置と捻挫の固定、熱中症、低体温症、凍傷など、登山に起こりがちな傷病について学習します。

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セルフレスキュー

万一の際、仲間の命を守るための技術と知識は身につけておきたいものです。

自然地奥深くまで足を踏み入れる登山では、万が一遭難事故を起こしてもすぐに救助は来ません。早くても数時間、場合によっては数日かかります。救助隊到着までの間、仲間の命を繋ぎ止める技術と知識を学びます!

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安全確保の種類と手法

ロープはその使い方を知らなければ、持っていても無用の長物となってしまいます。

山岳遭難死亡事故要因第一位である転滑落は、そのほとんど全てがロープによる安全確保を正しく運用するで防げます。まずはどの様な安全確保手法があり、何を学ばなくてはならないのかを知識として知っておきましょう!

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遭難事故の統計と分析

事故の傾向と対策を学びましょう。

この講習では、警視庁や日本山岳スポーツクライミング協会が発表している統計データから、年齢、経験別にどの様な遭難事故が発生しているかを分析し、それに対して何を学び、どの様な準備をしながらリスクを低減していくかを考えます。

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クライミング、登攀技術

クライミング個人装備

トラブル、敗退など含めて現場で何が起こるかわからないアルパインクライミングにおいて必要となる基本装備の考え方を学べます。

Kuri Adventures 代表主任講師の栗山が携行する、クライミングギヤの個人装備を紹介していくカリキュラムです。登攀内容によって当然装備は変わりますが、ひとつの指針としてどの様な装備を揃えるべきかの参考にして下さい。

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カラビナとスリングの知識

クライミングにおいてもっとも重要といえるギアについて、しっかりとした知識がないと命にかかわることがあります。

この講習では、カラビナやスリングの構造と素材の特性、それによる使い分けなどを学習します。カラビナの種類やその特性、スリングの素材特性など、すべてのクライマーに学んで頂きたい知識です!!

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クライミングロープの科学

落下時にクライマーの命を守るロープ。落下時、どこにどれくらいの衝撃がかかるのか、その理論と物理を理解しておくことがクライミングでは重要となります。

登山やクライミングでは、伸びによる衝撃吸収効果の大きいダイナミックロープを使用することで安全を確保します。この講習では安全にクライミングを楽しむ為に知識として知っておきたい様々な知識をお伝えしています。

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最後に

この他にも、Kuri Adventuresでは随時オンライン講習会を開催していたり、実地の登山講習会も実施していますので、ぜひwebサイトでチェックしてみてください。

登山の総合スキルを体系的に学びたい方必見!

当サイト「GoALP – 山を楽しむ人のための安心・安全登山メディア」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する6期目「JMIA登山講習会」の受講者を募集しています。あなたも、一年かけて実際に山に登りながら山岳指導者の手ほどきをうけてみませんか?


沢、岩、雪山などの山仲間を作りたい方

四季を問わず縦走・岩登り・沢登りを始め、読図にこだわった藪山や雪山縦走、あるいはトレイルラン・アイスクライミング・山スキーに至るまで様々な趣向をもった山の仲間と、登山の基本技術項目15単位を入会者ご自身のペースで、およそ3年以内をめどに受講いただける登山講習です。


電子書籍:初級中級・登山の教科書を進呈

安全な登山のためには、総合登山力が必要になりますが、ネットや雑誌などで知る単発的、断片的な知識だけでは安全な登山のためには十分とはいえません。本書は、JMIA登山インストラクターの水上宏一郎・著、岩崎元郎・監修による、主に登山入門から5年目くらいまでの初級者・中級者に焦点を絞り、安全に登山を行う上で必須の知識を体系的にまとめたものです。

  • そういえば登山に関する知識ってきちんと学んだことない
  • 断片的に知ってはいるけど、全体的には知らないことが多い
  • 登山で怖い思いをしたが、どうすればよいかわからない

などに該当する方は必見の一冊となります


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