雪山での手先の冷えとグローブに関するアドバイス – 山の相談小屋

アクティビティ:雪山登山, カテゴリ:ウェアと装備
相談者:H.U (女性/40代)
雪山でのグローブについて相談させてください。自分は比較的汗かきなのか、登っているときは良いのですがその後汗が冷えて手が冷たくなります。最悪凍傷につながるのではと思っていますが、これまで幸いにも凍傷にまではなったことはありません。

グローブはゴアテックスで保温性も兼ねているものを使用しており、インナーグローブは特につかっていません。もっと手先を快適にしたいと思うのですが、なにかアドバイスはあるでしょうか。やはりグローブもレイヤリングを意識したほうがよいでしょうか。

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JMIA認定インストラクター
栗山 祐哉
Kuri Adventures 代表の栗山です。

冬のグローブにはなかなか正解がなく、たぶんみんな悩み続けているのだと思います。
僕も散々いろいろ試した結果、今は原点回帰してウールの手袋に落ち着いています。

ウールのグローブは濡れても冷えを感じにくく、汗をかいても手が冷えにくい特徴があります。
ウールのグローブを3セット用意し、一組を装着、もう一組はジャケットの中で温めておきます。手が湿っぽいと感じたらジャケットの中のグローブと入れ替え、装着していたグローブはジャケットの中で体温で乾かします。
これを繰り返していれば、常に温かい状態を保てます。
3組目はバックパックの中に入れておき、万が一ビチョビチョに濡れてしまった時の予備にしておきます。

ウールのグローブのままでは雪に触れることはできないので、その上からオーバーグローブをします。
森林限界以下の領域であれば5本指のペラペラのオーバーグローブを用意し、操作性を重視します。
森林限界を超えて風が強い時や、アイスクライミング、ミックスクライミングなどで長時間ビレイを行うような場合にはダウンミトンを使用します。
ベースをウールのグローブとし、オーバーグローブで調整するのが、結局一番良いのではないかと感じています。

ご参考にして頂ければ幸いです^_^

解決相談者:H.Uさん
なるほど、色々と試してみる必要がありそうですね。ウールのグローブも参考にさせていただきます。
ありがとうございました。

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