「50分登って、10分休憩」について – 山の相談小屋

アクティビティ:一般登山, カテゴリ:山での行動方法・知識
相談者:ABC (男性/30代)
山登りは「50分登って、10分休憩」という行動パターンが良いといわれました。これは遵守すべきなのでしょうか? 苦しくなったら不規則でも休憩したいのですが、ダメでしょうか

「いいね!」すると登山に関する情報を受け取れます↓

JMIA認定インストラクター
栗山 祐哉
個人的にはこの行動パターンを厳守する必要はないと考えています。
息が乱れたら、体温が上がりすぎたら、のどが渇いたら、立ったまま1~2分程度の休憩に留めるべきだと感じます。

そもそも苦しくなる時点で、ペースが早すぎることが考えられます。昼食などの大休止を除き、原則として歩き続けられるくらいゆっくりとしたペースで歩くことが大切です。

ゆっくりペースになりますが、休憩を挟まない分、結果として目的地に早く辿り着けたりします。
雪崩や落石の危険があるような箇所の通過を除き、基本的には息の乱れないペースで、心拍数を一定に保って歩きましょう。

解決相談者:ABCさん
そうなんですね!参考になりました、ありがとうございます。

↓↓ あなたも気になることがあれば、気軽に聞いてみましょう! ↓↓

インストラクターに相談する(無料)

登山の総合スキルを体系的に学びたい方必見!

当サイト「GoALP – 山を楽しむ人のための安心・安全登山メディア」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する6期目「JMIA登山講習会」の受講者を募集しています。あなたも、一年かけて実際に山に登りながら山岳指導者の手ほどきをうけてみませんか?

沢、岩、雪山などの山仲間を作りたい方

四季を問わず縦走・岩登り・沢登りを始め、読図にこだわった藪山や雪山縦走、あるいはトレイルラン・アイスクライミング・山スキーに至るまで様々な趣向をもった山の仲間と、登山の基本技術項目15単位を入会者ご自身のペースで、およそ3年以内をめどに受講いただける登山講習です。

電子書籍:初級中級・登山の教科書を進呈

安全な登山のためには、総合登山力が必要になりますが、ネットや雑誌などで知る単発的、断片的な知識だけでは安全な登山のためには十分とはいえません。本書は、JMIA登山インストラクターの水上宏一郎・著、岩崎元郎・監修による、主に登山入門から5年目くらいまでの初級者・中級者に焦点を絞り、安全に登山を行う上で必須の知識を体系的にまとめたものです。

  • そういえば登山に関する知識ってきちんと学んだことない
  • 断片的に知ってはいるけど、全体的には知らないことが多い
  • 登山で怖い思いをしたが、どうすればよいかわからない

などに該当する方は必見の一冊となります


電子書籍(PDF)をダウンロード

SNSでもご購読できます。

キーワードで記事を検索