冬でなくても雪山装備が必要な状況とは – 山の相談小屋

アクティビティ:一般登山, カテゴリ:ウェアと装備
相談者:タクロウ (男性/30代)
冬でなくても雪山装備が必要な場合があるとききました。実際にはどのようなときに必要になるのでしょうか。

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JMIA認定インストラクター
松本 善行
日本の冬とは一般的に12月~翌年2月と解されますが、この間以外に降雪もしくは積雪がある可能性のある時期と考えば、その変わり目の時期ということになるでしょう。

具体的には11月の晩秋、また3~5月の春期や残雪期になりますが、すべてがこれに当てはまるわけではなく、山域や標高で異なります。また、それによって雪山装備の中でも、要・不要が分かれてきます。

特に変わり目の季節で先ず必要になってくるのは冬期対策としての防寒具類(アンダーウエア・保温着・冬用グローブ・耳まで覆える帽子等)です。

例えば富士山の場合、雪山の装備が必要になってくるのは、10月~翌年6月という幅の広い時期になります。一番の脅威は突風ですから、防寒具の他に冬用ブーツ・ピッケル・アイゼンは必須となります。

また、谷川岳を例にとった場合、標高は2,000mに満たなくとも降雪量の多い山域ですから、11月~翌年5月の間は雪山装備と考えた方が無難です。特に12月~翌年4月にかけては雪崩も多く発生しますので、雪崩ビーコン等も必須となります。

解決相談者:タクロウさん
なるほど、理解しました。

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