初めてのテント購入 – 山の相談小屋

アクティビティ:一般登山, カテゴリ:全般的なこと
相談者:あんたはえらい (男性/40代)
初めてのテント購入で、ダブルウォールのテントを購入しようと思ってるのですが、出入り口が長辺の物にしようか、短辺の物にしようか悩んでます。 樹林帯に囲まれたテン場にも泊まろうと思ってますし、稜線場にあるテン場にも泊まろうと思ってます。 冬はやりません。 例えて言うなら、アライテントの、エアライズかトレックライズかオニドーム、だとしたらおすすめはどれでしょうか? 前室は必要でしょうか? 耐風性、居住性、軽量性、設営のしやすさ、どれを重視すればいいのか?テント泊の経験を教えて下さい。

「いいね!」すると登山に関する情報を受け取れます↓

JMIA認定インストラクター
栗山 祐哉
Kuri Adventures 代表の栗山です。

テントに関しては好みによる部分が大きいのでなんとも言い難い部分ではあるのですが、個人的にはエアライズのような短辺側出入り口のものが好きです。
と言うのも、出入り口は風下にあるべきで、長辺側に出入り口があるとテントが風を受ける面積が大きくなるのでテントがバタついたり、前室での調理時に火力が安定しにくいなどの問題が生じます。
また狭いテン場では隙間を詰めるようにテントを張らなければならない場合があります。この様な場合にも短辺側で入り口のほうが有利です。

ライペン アライテント エアライズ2


一方で長辺側出入り口にも当然大きな利点があります。
単純に間口が大きくなるので、出入りが楽になったり、汚れ物をおけるスペースが広くなります。
どこに快適性のおもきを置くかに寄って選択は変わってくると思います。

尚、個人的には主にツェルトを使って山行を行っています。
アルパインクライミングが中心な為、クライミングギヤによる重量増があったり、バックパックサイズを可能な限り小さくしたかったりなどがあり、軽量コンパクトなツェルトは行動時の快適性を大きく高めてくれます。
設営には手間がかかりますが、撤収が手軽なのでテントと比べて設営における手間の差はあまり大きくないと考えています。むしろ朝のほうが手際よく作業したいので、テントより優れていると感じています。
帰宅時の片付けもずっと楽な点は、職業で山をやる立場からするとすごくありがたい存在です。

アライテント スーパーライト ツェルト

アライテント スーパーライト ツェルト


一方で夏場には虫が侵入してくる事もありますし、結露も酷く、幕営の快適度はテントと比べると大幅に下がります。
雨が降れば浸水のリスクもあり、その辺りの対策を身につけるには幾度もの失敗を経験する必要があります。
それでも、個人的には他のどの天幕よりも優れた道具だと感じています。

この様に用途や好みによって選択は大きく代わるものです。
登山において何を重視したいのかをよく考え、自分に合ったものを購入しましょう。

もっとも、上記に挙げられている3種であればどれも無難な初心者にもおすすめできる道具です。
多少の差はありますが、どれを買っても大きな失敗はしないと思います。
まずは一張買って、それで30泊くらいしてみましょう!
ボロくなって買い替えを検討する頃、きっとご自身の好みが分かってきます。
山は長い年月楽しむ遊びです。悩むのはもっと後でかまわないと思うので、まずは手に入れて経験を積み重ねてみて下さい。
きっと人生観が代わる体験がそこにありますよ♪

添付写真1
添付写真2

解決相談者:あんたはえらいさん
ありがとうございます。 短辺出入口のエアライズかステラリッジ辺りを購入したいと思います。

インストラクターに相談する(無料)

 

合わせて読みたい

家族が安心して山へ送り出してくれる登山者になるために

当サイト「GoALP – 山を楽しむ人のための安心・安全登山メディア」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する3期目「JMIA登山講習会」の受講者を募集しています。あなたも、一年かけて実際に山に登りながら山岳指導者の手ほどきをうけてみませんか?

電子書籍:初級中級・登山の教科書を進呈

安全な登山のためには、総合登山力が必要になりますが、ネットや雑誌などで知る単発的、断片的な知識だけでは安全な登山のためには十分とはいえません。本書は、JMIA登山インストラクターの水上宏一郎・著、岩崎元郎・監修による、主に登山入門から5年目くらいまでの初級者・中級者に焦点を絞り、安全に登山を行う上で必須の知識を体系的にまとめたものです。

  • そういえば登山に関する知識ってきちんと学んだことない
  • 断片的に知ってはいるけど、全体的には知らないことが多い
  • 登山で怖い思いをしたが、どうすればよいかわからない

などに該当する方は必見の一冊となります


電子書籍(PDF)をダウンロード

SNSでもご購読できます。