私の登山経験は5年程度、年に5〜6回くらいのペースで、低山からアルプスまで、日帰りから縦走まで経験しています。
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栗山 祐哉
登山におけるリーダーの責任は重く、安全管理に関する法的責任を負います。
リーダーが担うべき安全管理は多岐にわたり、十分な知識、経験、技術を備えている必要があります。
このレベルは高ければ高いほど良いのですが、全てに対して完璧を求めるといつまで経ってもリーダー経験を積めません。リーダーを経験することは、結果として自分自身を成長させる大きなチャンスでもあります。
まず第一に考えておいて頂きたいことは、”初心者は自分が考えているよりも遥かに能力が低い可能性がある”ことです。
運動能力が高い方などはまったくの未経験者でも危なげなく余裕を持って登山を行える方もたくさんいらっしゃいます。しかし中には、まったく想像しないところで転滑落する方もいらっしゃいます。
リーダー自身が十分なロープワーク技術や確保技術を身に着けていないうちは、転滑落の危険がある急斜面、岩場、鎖場などが無い穏やかな山を選択しましょう。
また初心者連れの場合、体力、技術面においても、リーダー自身が十分余裕をもってこなせる範囲に留める必要があります。
初心者連れでの登山で特に注意が必要な点は、装備とペースです。
登山経験者としてはあたりまえの常識として把握しているもちものも、初心者の方にとっては何故それが必要なのか実体験としての経験を有しておらず、装備不十分になる事が多いものです。
雨具、防寒着、ヘッドライトなど、絶対に欠かしてはならない装備を確実にもっているか山行前にしっかりと確認しましょう。また衣服に関しても、事前に十分なレクチャーが必要となります。
歩行ペースに関しても十分な注意が必要です。
まったく息が乱れないくらいのペースを保ち、初心者の方でもまったく苦にならない登山を心がけてあげましょう。
決して初心者の方に良いところを見せようとペースを上げてはいけません。
息が乱れるペースを作り上げてしまう方は、リーダーとして失格です。
これらの事に注意し、比較的体力、技術的に簡単な山から始めるのが良いと思います。
ご参考にして頂ければ幸いです。
確かに自分が余裕を持てる範囲での登山でないと何かあったときに危ないですね。
装備なども確認を怠らないようにします。
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当サイト「GoALP – 山を楽しむ人のための安心・安全登山メディア」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する6期目「JMIA登山講習会」の受講者を募集しています。あなたも、一年かけて実際に山に登りながら山岳指導者の手ほどきをうけてみませんか?
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