「いいね!」すると登山に関する情報を受け取れます↓
大津 洋介
この磁石は地球の磁力で北などの方位を知るもので、山での磁石が必要な場面は地形図を周囲の地形と合わせる時に使用します。これを一般に整置(正置)といい、この時点で地形図とまわりの地形が対応されたことになります。
これにより例えば分かれ道にいれば自分の向かう方向がわかったり、山頂から見える山が何という名前の山か知ることができます。したがって、磁石と同時に地形図も必要になります。
磁石の示す北(一般に赤い磁針の指す方向)はわが国では真北より西に6~9°ずれます。これを磁北(MN)と言いあらかじめ方向を地形図に記入しておくと現場で簡単に補正できます(磁北線といいます)。
他に磁石の機能として自分の進む方向を知ったり、まわりの地形から自分の位置を知るという技術(ベアリング、バックベアリングなど)があります。これは測量技術を超簡易化したもので、原理をしっかり理解して方法を知っておくことは良いことですが、誤差が大きくなることを十分に承知しておいてください。
なお、登山に使う磁石はプレートタイプの磁石が良いでしょう。金属などのそばでは誤差が生じますので使用時・保管時には金属や電気製品に近づけないようにしましょう。
磁石が必要なことはわかっていただけたでしょうが、読図で最も大事なのは自分が今いる現在地を把握するすることです。ちょっと難しい技術ですので現在地把握、磁石の使用法、地形図の読み方など総合的な技術を経験者に教わり、経験して行くことがおすすめです。
↓↓ あなたも気になることがあれば、気軽に聞いてみましょう! ↓↓
登山の総合スキルを体系的に学びたい方必見!
当サイト「GoALP – 山を楽しむ人のための安心・安全登山メディア」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する6期目「JMIA登山講習会」の受講者を募集しています。あなたも、一年かけて実際に山に登りながら山岳指導者の手ほどきをうけてみませんか?
コメント
Comments are closed.