単独行の是非と注意点

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アクティビティ:一般登山, カテゴリ:全般的なこと
相談者:登山野郎 (男性/40代)
最近は、周囲と予定や志向があわず一人で山に登ることも多くなってきました。単独行は良くないといわれていますが、実際はどうなのでしょうか。また、単独行する場合の注意点についてもあればご教示ください

JMIA認定インストラクター
水上 宏一郎
単独行は駄目、というのが登山界の常識ですが、真の意味を理解してください。“多人数で登れば事故が起きない”ということはなく、一般登山に限定すれば単独行の方が集中して慎重に行動するから事故は少ないです。

問題なのは事故に会っても通報してくれる人がいないというところです。従って、単独行を計画したらルートをよく調べ、『迷ったらどうする?怪我したらどうする?』とシュミレーションして準備を整えましょう。

滑落の危険地帯は避けるのが賢明です。一方、単独行は充実感が大きく、総合登山力がアップします。リーダーを目指すなら単独行の経験も必要でしょう。

JMIA認定インストラクター
栗山 祐哉
山岳遭難事故による死亡事故の多くが単独行によるものであることを考えれば、やはり単独行は推奨できるものではありません。
仮に滑落してもその全てが即死するわけでは無く、そこで動けなくなった結果、脱水や低体温症で亡くなるケースも多く見受けられます。
仲間がいることで救助要請を行ってもらったり、怪我の応急処置や保温保護を行ってもらうことで命をつなぎとめる事に繋がります。
またロープによる安全確保を身につければ、滑落などの事故は大幅に防ぐことができます。しかしそれも、一人で行うことは困難で、時間がかかりすぎてしまうために現実的ではありません。
仲間がいることで安全に繋がる事は間違いありません。

そうは言っても、どうしても単独行でなければならない方もいるかも知れません。
せめてしっかりと登山計画書を作成し、家族と地元警察、または山行を行う山の登山ポストに登山計画書を退出しましょう。
万が一の遭難時に発見されるまでの時間を短縮することができます。
また携帯電話の携行と充電の為のポータブルバッテリーの用意も大切です。現在では月に5,000円程度で衛星電話を持つことができるようになった時代でもあります。単独行で山にでかける機会の多い方は、衛星電話の携行を視野に入れてみるのも良いかも知れません。

良い仲間と出会い、気心の知れた山仲間との時間は楽しいものです。
山岳会などに所属することで、多くの仲間を見つけることができます。
また私どもの講習に参加して頂く中で良い仲間との出会いがあり、互いに山に入るようになったご参加者様も多くいらっしゃいます。

出会いを求め、その様な場に赴くこともまた大切な登山技術なのかもしれません。

解決相談者:登山野郎さん
丁寧な回答ありがとうございます。大変参考になりました。仲間との出会いも大切ですね!

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