登山に関する総合的なスキルと知識が身につく「安心登山勉強会」第2期生募集ですが、おかげさまで大変好評いただきまして、2018年2月末をもって申込みを締め切らせていただきました。
2019年度春より開始される第三期生の募集を開始いたしました。
当サイト「GoALP」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する2期目「安心登山勉強会」の受講者を募集しています。
講座は1年間に渡り、地図読みから危機管理などまでの幅広い内容を机上と実技の両面から学ぶもので、講師は岩崎元郎氏を始め、同協会所属のインストラクターが務めます。
家族が安心して山へ送り出してくれる登山者になるために
同協会講座担当マネージャーであり「GoALP 登山の教科書」の原作者でもある水上宏一郎は、この勉強会の特徴について以下のようにコメントしています。
「安心登山を体系的に学びましょう。安全な登山のためには総合登山力が必要です。総合登山力を養うためですから、単発的な講習会は考えていません。志を抱いた人を1年間かけて独り立ちできる登山者に育て、修了証を発行します。家族が安心して山へ送り出してくれるでしょう。」
終了後さらに1年間勉強を積み上げると、日本登山インストラクターズ協会へ入会する道が開けます。2年目では総合登山力に肉付けがなされ、深みが増し、山の幅が広がります。
※まずはお気軽にお問い合わせください。インストラクターより講習内容など丁寧にお答えいたします。
講習風景
プログラム概要
机上講座
- 2018年5月5日より年3回
- 終日、都内会議室にて
実技講座
- 2018年5月13日より毎月第二または第三日曜日
- 朝から終日、都内近郊の山域にて
受講料
- 机上及び実技一括として一年間で12万円+保険料など3万円
対象者
- 志と普通の体力があればよく、現在の登山力は問いません
内容
- 「登山の教科書」に沿った内容となります
- 詳細は第1期(平成28年度)の実施内容をご確認ください
平成28年度 講習内容
平成28年度(第1期)の実施内容をご紹介します。詳細を確認されたい方は「安心登山勉強会 第1期スケジュール」を参照してください。
机上講座
登山の教科書に沿った内容を3日間で履修します。
実技講座
1)日和田岩場(課外講座・クライミング準備)
2)広沢寺岩場 (課外講座・自主参加)
3)ユガテ~日和田山 (山での歩き方①)
4)笹子雁ヶ腹摺山(登山のウェアと装備)
- 内容
- 笹子駅→新中橋→笹子雁ヶ腹摺山→米沢山→お坊山→お坊山東峰→棚洞山→入道山→笹子駅 途中、点線ルートのルートファインディング、ハーネスがない場合のスリングの活用・緩斜面でのムンターヒッチ懸垂下降
- 必要な持ち物
5)広沢寺岩場 (岩登り ①)
6)大日三山~剱岳(縦走登山)
- 内容
- 富山駅→称名滝→大日小屋(泊)→大日岳往復→中大日岳→奥大日岳→剣山荘(泊)→剱岳→早月小屋→早月尾根→馬場島荘→上市駅
- 登山全般の話。①山にはこんな世界があるのだ。②危急時・遭難の経験
- 必要な持ち物
7)大岳山~鋸山(夜間歩行と緊急野営)
8)滝子山(道を確認しながら歩く。実戦で使おう。
9)西上州岩山 (課外講座・自主参加)
10)広沢寺岩場 (岩登り ②)
11)丹沢表尾根 (非常装備) (事故を未然に防ぐ)
12)雪上訓練 (課外講座・自主参加)
13)雪上訓練
14)玉原・尼ヶ禿山(山での病気)(雪山の初歩)
15)丹沢大山北尾根(食事と水)(現在地把握)
- 内容
- 秦野駅→タクシー→地獄沢橋→北尾根→大山→下社→登山口→伊勢原駅
- その間に、食事と水・読図・現在地把握
- 必要な持ち物
- 一般的な登山用品
- 地形図・あればスマートフォン
16)西丹沢屏風岩山(地図読み)
- 内容
- 新松田駅→バス→大滝橋バス停下車→箱根屋沢左岸尾根(仮称)→屏風岩山→悪沢右岸尾根(仮称)下降→666mピーク→中川バス停
- 必要な持ち物
持ち物について
一般的な登山用品
ヘッドランプ、水筒、雨具、防寒具、行動食、非常食、地図(山と高原地図+必要に応じて地形図)、磁石、ツェルト、手袋、薬品、など
登攀用具一式
ヘルメット、ハーネス、安全環付カラビナ2、カラビナ3、確保器、ソウンスリング短2長2、ロープスリング短1、クライミングシューズ
沢用具一式
ヘルメット、ハーネス、安全環付カラビナ2、カラビナ3、確保器、ソウンスリング短2長2、ロープスリング短1、渓流シューズ、渓流用スパッツ
雪山装備一式
インナー手袋、厚手手袋、オーバー手袋、目出帽、サングラス、12本爪アイゼン、ピッケル、雪山用スパッツ、冬山用靴、冬用帽子、ワカン、冬山用ヤッケとオーバーズボン(雨ガッパで代用可能)
サバイバル訓練ではスリング・カラビナを追加する。
テント装備一式
テントマット、コンロ、ガスボンベ、コッフェル、2L水袋、食器類、箸、マッチ、食料。
寝具一式
シュラフ、シュラフカバー、エアーマット。
共同装備
ロープ、テント、タープ、スノースコップ、スノーソー、救急用具、等は共同装備としてスタッフが用意する。
集合地で適宜分担して背負うので強脚者は少し大きめのザックが必要
※まずはお気軽にお問い合わせください。インストラクターより講習内容など丁寧にお答えいたします。