夏場に起きた現象でご相談します。長時間登山中両足が動かなくなり立往生してしまい途方に暮れてしまいました。
少し休むと歩き出せて何とか切り抜けましたが、塩分水分をとり痙攣防止剤も飲みましたが効果ありません。
それなりに鍛えている積もりですが、緊急時の対処方、また事前の注意点がありましたらお教え願います。
下りに入ると解消するのですが現象は二度目でして最近では先月末の西黒尾根の最後の500メートルでのことでした。年齢考えもう無理かなとも思っております。
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栗山 祐哉
こむら返りの様な症状が出ている場合、主には電解質不足で起きている可能性が高いです。
ナトリウムに加え、マグネシウム、カリウムなどの電解質も汗とともに消失します。しっかりと補給しましょう!
また最新のスポーツトレーニングの世界では、マグネシウムの液剤を直接足などに塗り込むことで素早く症状を改善するような商品も出てきています。
登山用品店では見かけませんので、ランニング用品などを多く扱っているスポーツ用品の専門店さんに相談してみて下さい。
また山岳遭難死亡事故要因第二位が病死であり、その多くが高齢登山者に起きていることもまた事実です。
ご自身の体力や体調と相談しながら、ご自身にあった山の選択をすることも、安全に山を楽しむ上で重要な事だと思います。無理のない範囲で、これからも山を楽しんで下さい^_^
ご参考にして頂ければ幸いです。
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当サイト「GoALP – 山を楽しむ人のための安心・安全登山メディア」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する6期目「JMIA登山講習会」の受講者を募集しています。あなたも、一年かけて実際に山に登りながら山岳指導者の手ほどきをうけてみませんか?