1人で登る一歩を踏み出す勇気にはまずは何が必要でしょうか。
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栗山 祐哉
山岳遭難事故の発生率から見る遭難事故死亡件数の統計から見るに、可能な限り単独行での山行はすべきではないと考えています。やはり単独行での死亡事故率が圧倒的に高いからです。
それでもどうしても単独行でなくてはならないとしたら、自分の最大の実力よりも遥かに低いレベルの山行に留めるべきでしょう。例えば日本アルプスにテント泊登山をしに行くことができるレベルの方であれば、低山帯の人の多い山に留める。初級~中級レベルのアルパインクライミングを楽しめる方であれば、日本アルプスのテント泊登山レベルに留める。
そのくらい慎重で良いと僕は考えています。
単独行を楽しむ上では、パーティー登山以上に安全管理が重要です。特に通信機器関係は充実させるべきでしょう。
現在では様々な道具が出ており、山の中でも確実性の高い通信機器があります。
例えば最近日本国内でも使えるようになった SPOT と呼ばれる位置発信装置で言えば、イリジウム衛星電話システムを使って指定したメールアドレスへ現在位置情報と設定したメールを送ることができます。
4つの送信ボタンがあり、無事です、無事だけど下山が遅れてます、ビバークします、救助要請をおねがいします、みたいに状況によって使い分けることができます。特に2つのボタンはカバーされていてうっかり押してしまうトラブルも起きません。また救助要請ボタンは、救助機関へも直接データが飛ぶので、家族がメールに気が付かなくても救助要請が始まります。
併せて ココヘリ と言うビーコン探索システムを持っていれば、救助要請があった際に探索機を使って的確に現在地までヘリコプターが救助に来てくれます。また探索機は小型なので、地上捜索隊からも捜索が可能となります。
この組み合わせはかなり有効な組み合わせで、どちらも作動していればかなり高確率に発見されるでしょう。
金額的にも現実的な価格と月額費用なので、調べてみては如何でしょうか?
可能な限り仲間を見つけて登山を行うのが一番です!
山岳会に入ったり、登山講習などに参加して仲間を見つけると良いでしょう。
ご参考にして頂ければ幸いです^_^
登山の総合スキルを体系的に学びたい方必見!
当サイト「GoALP – 山を楽しむ人のための安心・安全登山メディア」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する6期目「JMIA登山講習会」の受講者を募集しています。あなたも、一年かけて実際に山に登りながら山岳指導者の手ほどきをうけてみませんか?
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