岩場の登攀や通過について – 山の相談小屋

アクティビティ:クライミング, カテゴリ:山での行動方法・知識
相談者:いとうさぎ (女性/40代)
浮き石もある崩壊しやすい3m程の高さの岩場があります。トップが上がり、岩にシュリンゲを引っ掛けて確保器でセカンドを確保し、セカンドは中間8の字で登攀をスタートする場合。同じ岩場でも、トップは数10m先にフィックスロープで立ち木に固定し、セカンドがマイクロアッセンダーで登攀をスタートする場合。(後者は多人数のパーティーでした。)
2つの方法が違っているのは、リード経験者の判断する材料や現場の状況によってのことだと思いますが、それぞれの決め手となるポイントがあれば教えて下さい。

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JMIA認定インストラクター
栗山 祐哉
Kuri Adventures 代表の栗山です。

このシステムにはそれぞれ利点と欠点があります。

中間エイトノットで登る場合、ダイレクトビレイによるセカンドビレイを行えるので、万が一墜落してもロープのたるみはほぼ無く、最低限の墜落距離で済みます。安全性の高い確保方法であると言えます。
一方でシステムの運用には時間がかかる上、ロープの長さの半分の高さまでしか使用できないと言った欠点もあります。

一方でアッセンダーを使用した場合、ロープの長さ分の高さまで一度に登ることが出来る上、前の人が登っている間に次の人が登れるのでスピードが早いというのが大きな利点です。
その一方でロープのたるみは出やすく、墜落時にロープの伸びとたるみ分の数m墜落するリスクがあります。
リードクライマーほどではありませんが、完全に守られた状況でのクライミングではなく、登攀者自信にリスクを負う責任が課せられます。

一長一短なので一概にどちらが正解とは言い難いのですが、状況によって適切に使い分けることが大切だと思います。ご参考にして頂ければ幸いです。

解決相談者:いとうさぎさん
栗山様
いつもご回答をありがとうございます。
基本的なポイントとして、スタティックビレイやダイナミックビレイ中の衝撃力を決定する要素ですね。つまり、墜落者の体重やロープ係数、落下係数、ダイナミック係数といった確保についての理論テキストを今後も反復して読んでおこうと思います。
どうもありがとうございました!

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当サイト「GoALP – 山にいきたい、学びたい」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する2期目「安心登山勉強会」の受講者を募集しています。あなたも、一年かけて実際に山に登りながら山岳指導者の手ほどきをうけてみませんか?

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