踏み跡が不明瞭な破線ルートもあれば、マーカーやテープで道標を示したり、木道や鎖などが整備された登山道もあると思います。登山道がなければ山なんて登れない人も多いと思いますし、登山道があるからこそ快適に山登りできると思うので、だからこそ登山道を作ったり整備されている方には密かに感謝しながら山に登ってきましたので気になりました。
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後藤 真一
山域によっても登山道を管理整備されている方は異なっています。
昭文社の地図にも掲載されている赤実線のいわゆる一般登山道については
こと私の地元丹沢エリアに限っての話になりますが
神奈川県のパークレンジャーさんが中心に整備しております。
またエリアによっては山小屋であったり
地元の山岳会であったりまちまちです。
山の地権者と相談のうえ地元の様々な団体ボランティアさんたちも行っております。
標識は大抵、都道府県や市町村などの行政、または管轄警察署や消防も設置したりしています。
設置の目的はほとんど遭難対策という観点によるものです。
私も参画しております遭対協でも道迷い遭難事案が発生した箇所に
警察、消防と協働してトラロープを設置して間違った尾根に入り込まないようにしたり
コースサイン(例えばテープなど)を付けたりもしております。
ただこれは一般登山道に限ってのことで
登山道のない尾根や沢では公共では設置しません。
いわゆるバリエーションルートですが、それらにも木にテープが巻かれたりしています。
これは大方、一般の登山者によるものですね。
一般登山道でないルートにこういったコースサインを設置することは
賛否がありますが、地権問題や現在の登山界の趨勢を考慮すれば
緊急事態以外は好ましいものではないかもしれません。
また注意することとして、特に植林帯内の登山道では
植林作業者用のテープが多数あり、作業径路もありますので
登山者はこれらを登山用と間違わないことが大切です。
実際、丹沢でも植林用ピンクテープを登山用と思い追いかけて
急な崖を転落された方もいらっしゃいます。
地形図とコンパスによる読図方法、最低でも地図アプリを見られるようにして
「この踏み跡は登山用ではないな」とリカバリーできるようにしたいものですね。
添付写真1
添付写真2
以前、作業用のマーカーに騙されて(!?)登山道をはずれた経験がありますので、おっしゃる通り「この踏み跡は登山用ではないな」とリカバリーできるように気をつけたいと思います。
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