「いいね!」すると登山に関する情報を受け取れます↓
栗山 祐哉
ヤビツ峠から塔ノ岳まではかなり多くの人で賑わっています。平日でもそれなりに人はいます。
塔ノ岳から蛭ヶ岳の間は少し閑散としますが、一日に1人も通らないというような事は少ないと思います。平日でも、日に数十名は通られているのではないかと予想します。
登山中級者とはどの程度を指すか分かりかねますが、一日8時間以上コースタイムどおりに歩ける体力と、多少の鎖場は問題なく上り下りできる登攀力、数年の登山経験を有する方であれば平日の単独行でも大きな問題はないのでは無いかと思います。決して難しいルートではありません。道も明瞭です。
この時期に未知が不明瞭になる事は稀ですが、積雪や凍結箇所が残る場合もあります。軽アイゼンは持参されたほうが良いと思います。
登山は自然環境の中を行動するものであり、易しいルートでも時に危険を伴うこともあります。
万全を期した装備を整え、前後の気象を良く観察し、安全に注意して楽しんで下さい ^^
後藤 真一
早春特有の南岸低気圧と寒気流入がなければ
3月末の丹沢は花も咲き始めとてもよい状態です。
ただ前述したとおり、寒気を伴う南岸低気圧がたまにこの時期でも来て
降雪になることもありますので天気予報を注視ください。
平日でもヤビツからの「表尾根」コース~塔ノ岳は割と人が入っています。
ヤビツ峠から県道を北の宮ケ瀬方面に下り、旧富士見山荘跡(今はなし)の分岐を
左に入って林道を少し歩けば右手に三ノ塔方面への表尾根登山口があります。
三ノ塔には避難小屋があり展望もよいです。
そこから急下降しますが以前滑って右の谷に落ちた方もいますので要注意です。
登り返した烏尾山も小屋(普段の平日は閉まっています)がありここも展望よいです。
その後、小さなアップダウンがあり短い鎖場もあります。
塔ノ岳までは左のガレ場に注意すれば登山道も広く快適。
塔ノ岳は丹沢でも一番登山者が多くチップ制トイレのある尊仏山荘が営業してます。
塔ノ岳から北の丹沢山方面に入ると人の数は半分以下になります。
多くの方は大倉から大倉尾根を登って塔まで来て往路を引き返すパターン。
それでも平日にも関わらず登山者と会わないことはないと思います。
丹沢山へは途中に竜ケ馬場(りゅうがばんば)など広々した草原ですし
西に目を向ければまだ季節柄雪をかぶった富士山も眺められるでしょう。
丹沢山から北へ進むと右手に丹沢三峰(宮ケ瀬)方面、左に蛭ケ岳の分岐があるので
見落として三峰方向に行かないようにしてください。
蛭ケ岳までの行程はアップダウンが少しあり短い鎖場もありますが
登山道は明瞭です。
蛭ケ岳は頂上に蛭ケ岳山荘があり、最近は丹沢ハイカーの間で
小屋の「蛭カレー」が人気で、これを昼食にする方も多いようです。
おそらく平日でも営業しているでしょう。
塔ノ岳から休憩入れずに2時間~2時間半です。
塔までは往路を引き返すご予定のようですが
往路と復路では見える景色も違うので道迷いをされないようご注意ください。
塔から大倉尾根は木・石段が多く地元では「バカ尾根」とも呼ばれています。
登山道は明瞭で途中分岐するメジャーな登山道は、戸沢に下りる天神尾根(右手)くらいです。
大倉バス停から渋沢駅行きのバスは20時半くらいまで1時間に数本出ています。
遭難対策協議会の立場からですが
登山届を秦野駅北口バス停にある登山届ポストに投函なされるか
神奈川県警HPに掲出されているオンライン提出またはコンパスで事前提出をされてください。
それではよき丹沢登山を!
後藤@マウントファーム登山学校
合わせて読みたい
登山の総合スキルを体系的に学びたい方必見!
当サイト「GoALP – 山を楽しむ人のための安心・安全登山メディア」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する6期目「JMIA登山講習会」の受講者を募集しています。あなたも、一年かけて実際に山に登りながら山岳指導者の手ほどきをうけてみませんか?