高所登山を知り尽くした山岳ガイドが教える、登山中のエネルギーと水分の補給法 – 第4回JMIA安心安全登山公開講座

各回、そのテーマに精通した登山界のキーパーソンを招いて机上による講習と実技による講習それぞれ実施する「JMIA安心安全登山公開講座」、第4回は登山中のエネルギーと水分補給がテーマです。

登山では長時間にわたって体を動かし続けるため、日常生活に比べて比較にならないほど水分やカロシーを消費します。適切な補給を怠ると、脱水症状やハンガーノック(いわゆるシャリバテ)を引き起こします。

山で動けなくなるということは、すなわち遭難に直結します。

そのような事態を引き起こさないためにも、適切な補給の考え方を学びましょう。

エベレストをはじめチョー・オユー、シュシャパンマ、マッターホルン、デナリ、アコンカグアなど世界の名だたる山々に登り、長年に渡り日本山岳ガイド協会で山岳ガイドの指導をされていた安村氏に教えていただきます。

申込み

安全な登山を楽しむための補給法、お教えします!

2017年の山岳遭難は遭難者数3111人、死者行方者354人と、1961年に警察庁が山岳遭難統計を始めて以来最悪を記録し、2018年も更に増加の傾向を続けています。

山でのエネルギー不足(シャリバテ)と水分不足(脱水)は、「道迷い」「転倒」「転落」「滑落」など、多くの遭難の誘因になります。エベレストを始め世界各地の山に登った講師が、遭難を予防して安全な登山を楽しむ為の、エネルギーと水分の補給法をお教えします。

机上講座終了後は、安全登山の為のエネルギー「ショッツエネルギージェル」の試飲会を行います。

テーマ

  • 「安心安全登山のためのエネルギーと水分の補給法」

講師

  • 安村 淳(日本登山インストラクターズ協会会員/JMIA安心安全登山公開講座担当)

机上講座

  • 日時
    • 2019年3月13日(水)19:00~21:00
  • 会場
  • 参加費
    • 無料
  • 参加資格
    • どなたでもご参加いただけます(要申込み)

実技講座

  • 日時
    • 2019年3月16日(土)
  • 場所 
    • 奥多摩・高水三山にて
  • 参加資格
    • 机上講座参加者で登山保険加入者
  • 参加費 
    • 3,000円、要申込み
  • 定員 
    • 20人

講師のプロフィール

1946年生まれ。16歳から山歩きを、20歳から岩登りを始め、以後岩登りを中心に国内外で登山活動を行う。ヒマラヤのエベレスト8848m、チョーオユー8201m、シュシャパンマ8014mを始め、マッターホルン、デナリ、アコンカグアなど世界各地の山に登る。

韓国の仁寿峰(インスボン)には25年以上毎年通い、岩と雪、山と溪谷、岳人などの雑誌でその魅力とルートを紹介し、韓国国立公園管理公団より感謝碑を受ける。

30年間山岳ガイドとして活動をしていたが、2018年3月に日本山岳ガイド協会を退会し、ガイドを引退、現在は安全登山の普及活動を進めている。

申込み

主催

日本登山インストラクターズ協会

協賛

日本山岳救助機構合同会社(jRO)

協力

ショッツジャパン、トラベルギャラリー

関連情報

沢、岩、雪山などの山仲間を作りたい方

Slider

四季を問わず縦走・岩登り・沢登りを始め、読図にこだわった藪山や雪山縦走、あるいはトレイルラン・アイスクライミング・山スキーに至るまで様々な趣向をもった山の仲間と、登山の基本技術項目15単位を入会者ご自身のペースで、およそ3年以内をめどに受講いただける登山講習です。

家族が安心して山へ送り出してくれる登山者になるために

Slider

当サイト「GoALP – 山を楽しむ人のための安心・安全登山メディア」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する4期目「JMIA登山講習会」の受講者を募集しています。あなたも、一年かけて実際に山に登りながら山岳指導者の手ほどきをうけてみませんか?

電子書籍:初級中級・登山の教科書を進呈

安全な登山のためには、総合登山力が必要になりますが、ネットや雑誌などで知る単発的、断片的な知識だけでは安全な登山のためには十分とはいえません。本書は、JMIA登山インストラクターの水上宏一郎・著、岩崎元郎・監修による、主に登山入門から5年目くらいまでの初級者・中級者に焦点を絞り、安全に登山を行う上で必須の知識を体系的にまとめたものです。

  • そういえば登山に関する知識ってきちんと学んだことない
  • 断片的に知ってはいるけど、全体的には知らないことが多い
  • 登山で怖い思いをしたが、どうすればよいかわからない

などに該当する方は必見の一冊となります


電子書籍(PDF)をダウンロード

SNSでもご購読できます。

キーワードで記事を検索