夏はやっぱりシャワークライミング!軍刀利沢(ぐんだりさわ) – 山の体験記

GoALP スタッフが実際に体験した山のアクティビティをレポートする「GoALP – 山の体験記」、今回は秋川の名渓・軍刀利沢(ぐんだりさわ)、真夏のシャワークライミングです。

今回の山行は、登山に関する総合的なスキルと知識が身につくと評判の「安心登山勉強会」(JMIA 日本登山インストラクターズ協会主宰)のプログラムの一環として開催された講習で、そちらに筆者も参加させていただいたものです。

来年、2018年度の安心登山勉強会はまだ若干空きがありますので、興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。担当より内容など丁寧にお答えいたします。

山行の記録

真夏に爽快なシャワークライミングのはずが・・・!?

2017年8月20日、うだるような暑さを想定して計画された爽快なシャワークライミングでしたが、今年は近年まれに見る異常気象で8月に入っても雨の日が続き、この日も8月とは思えないくらいのひんやりとした気候。

朝8時に武蔵五日市駅に集合すると、JMIAインストラクターであり安心登山勉強会講座担当マネージャーである水上さんがすでに来ておられ、ほどなく今回の講師である松本さんやサブリーダーの鈴木さん(無名山塾)、勉強会メンバーのAさん(男性)、Hさん(女性)と合流。本来はあと3名ほど参加予定でしたが、仕事や体調などの都合で欠席とのことでした。

参加メンバーはとても気さくな方々で、新参者の私をすぐに快く受け入れてくださりとても雰囲気が良かったです。

今回が勉強会初参加の筆者が挨拶と自己紹介を交わしながら、講師の松本さんより本日の山行について説明がありました。当初は盆堀川 石津窪の遡行を予定していましたが、長らく続く雨の影響で増水を懸念し、軍刀利沢に変更したとのこと。

そして一同、タクシーに乗り込み矢沢林道付近まで移動。

矢沢林道を30分ほど雑談しながら歩き、入渓ポイントへ。各自、沢靴に履き替えたりヘルメットやハーネスを装着し、カラビナやスリングなどの登攀に必要な装備をチェックして入渓の準備を行います。スリングをねじってカラビナにかけるやり方など(おそらく)超基礎的なことも教わりながら筆者も準備をします。

 

いざ、道なき道を突き進む

林道脇を下っていざ入渓。沢登りは、整備された登山道とは違い、手付かずの自然をワイルドに突き進んでいく感じが刺激的でたまらないですねー。冒険してる!って感じがするのは自分だけでしょうか。この日のために新たに購入したモンベルのフェルトソールの沢靴も調子よく、どんどん遡行していきます。

 

さらに歩いて行くと、シャワークライミングっぽい感じになっていました。マネージャーの水上さん、軽快な身のこなしでさすがです。

 

そしてついに滝が!普段より水量もあり、気温も高くないのでなるべく水のかからないルートを選択。まだロープを出さなくても登れる高さでしたので、みなさんそのままどんどん登っていきます。

 

テールについたサブリーダーの鈴木さん。スリムな女性ですが、難なく登っていきます。

 

しばらくすると高さのある滝に遭遇、ここは安全確保のためロープを出してもらいます。なお、ロープワークなどの登攀技術は、勉強会を通じて継続的に学んでいくようです。自分もできるようになるかなぁ。

女性参加者のHさん、沢靴のサイズが大きすぎたようで、うまく足でホールドできず苦戦するも、講師陣からのアドバイスを受け粘り強く登っていきます。

 

途中途中で、クライミング技術についてのレクチャーや、遡行図と地形図、コンパスと高度計による現在地のチェックと進むべき方向の確認の仕方を教えていただきながら、いよいよ沢は細くなり、まさに詰めてる!という感じです。一行は、三国峠付近の登山道を目指します。

臨場感あふれる動画編

本記事に掲載されている写真は筆者のヘルメットに装着したアクションカムで撮影していますが、もちろん動画も撮っています。ぜひ、臨場感と冒険感あふれるシャワークライミングの動画をお楽しみください♪

(肝心のメインの滝が手違いで撮影できていなかったのが心残りです・・・)

入渓直後、道なき道を行く

岩壁をへつりながら小滝を登る

落ち着いて滝を登っていきます

どんどん滝を登ります

水流が迫力ありますね

下山後は恒例の・・・笑

登山道に出た時は、ちょっとした安堵感がありました。いわゆるバリエーションルートを歩く沢登りのあとは、登山道とはなんて整備されていて歩きやすいのだろうと思います。松本リーダーが登山道は高速道路だね、と言っていたことに、まさにそうだなと納得してしまいました。

各自沢用具はザックにしまい、一行は軽快に登山道を下ります。柏木野のバス停についたときには、あいにくバスはいったばかりでしたので、タクシーを呼んで武蔵五日駅へ。

そこで今回の講習の振り返りと反省会と称した恒例の飲み会へ。女性参加者のHさん、もっと女性メンバーが増えると楽しいのに〜と提案すると、すかさずAさんは「それはGoALPのミッションですね」と期待をいただきました(笑)

その後も、佐々成政は本当に馬で針ノ木峠を超えたのか!?などの議論が白熱し、山のロマンについて皆さん思い思いに語っておられました。

みなさん、本当に気さくで良い人、一緒に山に登るのが楽しいなーと感じた一日でした。

武蔵五日駅前の「登山の疲れを地酒で癒やす」「登山帰り大歓迎」の文字が嬉しい、居酒屋まるまにて。 「GoALP 下山のグルメ」を展開したらどうか、と提案をうけちょっと本気で考えたりしてます(笑)

筆者が感じたこと

私はまだ沢などのバリエーションは「連れて行ってもらう」レベルですが、この勉強会を通じてステップアップし、いずれは「自分たちで行ける」レベルになることが自立した登山者なので、ぜひそこを目指してほしいと酔っ払った講師陣からお言葉をいただいたことは印象的です。やれば誰でもできるよ、というのも心強いお言葉でした。

確かに、連れて行ってもらうばかりでは成長しないですし、ここに行きたい!と思ってもなかなか行けないんですよね・・・。安全確保の技術や読図などのスキルを磨いていかなければなーと思う今日このごろです。

そのためには、指導していただく方や一緒に学んでいく仲間がとても重要になると改めて感じました。安心登山勉強会は、まさにそういった仲間づくりの場として非常に魅力的で、受講生同士が山仲間になり山行を企画するようになっていくという話を聞いたときは、なるほどなぁと思いました。

沢だけでなく岩登りや縦走も含めて総合的に山を学びながら楽しみ仲間づくりができる、そんな場であると実感しましたので、次の講習も参加させていただこうと思います。

安心登山勉強会とは!?

今回筆者が参加させていただいた安心登山勉強会は、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が主宰する登山講習会です。

コンセプトは「家族が安心して山へ送り出してくれる登山者になるために」。講座は1年間に渡り、地図読みから危機管理などまでの幅広い内容を机上と実技の両面から学ぶもので、講師は岩崎元郎氏を始め、同協会所属のインストラクターが務めます。

詳細やお問合わせはこちらから。

電子書籍:初級中級・登山の教科書を進呈

安全な登山のためには、総合登山力が必要になりますが、ネットや雑誌などで知る単発的、断片的な知識だけでは安全な登山のためには十分とはいえません。本書は、JMIA登山インストラクターの水上宏一郎・著、岩崎元郎・監修による、主に登山入門から5年目くらいまでの初級者・中級者に焦点を絞り、安全に登山を行う上で必須の知識を体系的にまとめたものです。

  • そういえば登山に関する知識ってきちんと学んだことない
  • 断片的に知ってはいるけど、全体的には知らないことが多い
  • 登山で怖い思いをしたが、どうすればよいかわからない

などに該当する方は必見の一冊となります


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