1)会員の歩行時のバランス能力が衰え始めているが自覚が足りない。
2)自ら学ぼうとする姿勢がない
(安全登山、読図、気象、緊急時対応)
3)人に連れて行ってもらおうという考えが強い
(自ら山に行こうという姿勢が弱い)
何らかアドバイスいただけないでしょうか。
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大津 洋介
JMIA事務局、無名山塾・こぐま自然クラブの大津です。
私のクラブにも70歳以上の方々が多く参加いただいています。
先日、常連で参加いただいている男性の方が地元の会に参加したけれど宇留野さんと全く同じ1)~3)にご指摘されたことが問題だとおっしゃっていました。彼は副会長も任されてしまいちょっと苦労したようですが、その後やる気のある人だけ集めて読図などの勉強会を個人的に実施されているようで、たまに私の教室にご参加されて質問をされています。
私のクラブは参加費をいただき登山教室を行っています。中には(高齢者が多い)「連れて行ってもらう」の考え方の方もおりますが1)~3)にご指摘なされたようなことはあまりありません。お金を払って行くということから積極性のある方が多いのかと思われます。
解決策は難しいかもしれませんが、宇留野さんが中心になって盛り上げていってみてはいかがでしょうか?
自分より年齢の上の方が多く難しいかもしれませんし、宇留野さんの登山経験はわかりませんが、やる気のある人を誘って講習会に参加したり、勉強会などを開くことが必要ではないでしょうか。
岩崎 元郎
対策1、足元がゴロゴロしていたり、でこぼこしているコースは選ばず、腐葉土で歩きやすく、緩やかなコースを選ぶ。
対策2、集会で勉強会をやっているとおもうんですが、集会にコンスタントに参加していない会員には、山行をご遠慮願う。
対策3、リーダーを当番制にして、ある月の会山行に際しては、リーダーを担当してもらう。
対策4、最悪、除名処分も覚悟して、その方と対応する。
アマチュアの登山グループでは、Aさんが申し込んだ山行に、Bさんにはレベルが高すぎるのに、Bさんの仲良しであるAさんが「大丈夫だから、行こう行こう」とBさんを誘うケースがよくあります。
かくてBさんを含むパーティができあがりますが、Aさんは中核会員の一人なのでその山行のリーダーの方はBさんの参加を断れません。実際の山行ではBさんが足を引っ張るので大幅なタイムオーバー。
その結果「誰がBを参加させたんだ」という批判が参加者から飛び出してきます。万一これで事故が発生したら、会が分裂しかねない大問題になっていたでしょう。
山で遭難するということを想像できない人が多すぎると私も感じています。バランスが悪く成り意欲も減退してきたシニア会員ばかりでなく、参加者募集中の会山行でも、明らかに劣るメンバーは参加を断ることが、一番基本的な対策であるとおもいます。
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当サイト「GoALP – 山を楽しむ人のための安心・安全登山メディア」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する6期目「JMIA登山講習会」の受講者を募集しています。あなたも、一年かけて実際に山に登りながら山岳指導者の手ほどきをうけてみませんか?