厳冬期は気象条件が厳しく、登る者を寄せ付けない北アルプス。そんな北アルプスも、日が長くなり融雪を迎える春になると、エキスパートな方でなくても楽しむことができる雪山になるんです。この時期は、小屋泊やテント泊も楽しめ、朝日や夕日に照らされる雪山の美しさを一度でもみたら虜になってしまいます。
もちろん、残雪期の雪山特有の危険性もありますので、なかなか経験の少ない者同士での登山には躊躇してしまうと思います。
今回は、そんな方でも安心して残雪期の北アルプスを学べる講習のご案内です。
あなたも雪の北アルプスデビューしてみませんか?
本講習の魅力と概要
雪山登山に少し慣れ親しんできたら、やっぱり気になるのが雪化粧された北アルプス。
厳冬期の北アルプスはほんの一部のエキスパートにのみ許されたエクスペディションの世界ですが、春頃の残雪期となればまだ経験があまり高くない方でも楽しむ事ができます。
燕岳はまさにはじめての積雪期北アルプス登山に適した山で、森林限界を超えた雪山を楽しんでみたい方にも適しています。
そうは言っても一泊二日の間雪の上を歩き続けますし、やっぱりそこは森林限界を超えた積雪期の山域。まったくの未経験者が足を踏み入れて良い場所ではありません。
森林限界以下の雪山の経験があり、前爪付きアイゼンやピッケルの使用経験があり、夏山の縦走経験がある方でないと難しいでしょう。
一方でこれらの経験が有する方のはじめての積雪期北アルプス登山に適していますし、またはじめて積雪期のテント泊に挑戦したい方にも良いでしょう!
残雪の燕岳は、本当に美しい山です。
この美しさは雪山登山を行うものにしか楽しめません。
きっと最高の山行となります。
この企画では小屋泊とテント泊を選択することができます。不安がある方は荷物が軽く、また暖かく過ごせる山小屋の利用を選択すると良いでしょう。一方で積雪期のテント泊に挑戦してみたい方にとっても、比較的暖かくなってくるこの時期に始めるのはハードルが低く始めやすいでしょう。テントも3シーズン用で問題無く楽しめます。
選択の自由がありますので、お好みでご選択下さい。
積雪期の燕岳は、本当に素晴らしい美しさを誇ります。
是非 Kuri Adventures の雪山登山企画で冬の北アルプスデビューを楽しんで頂ければ幸いです。
皆様のご参加をお待ちしております。
プログラム概要
- 日程
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2018年4月29日(日)~30(月) 【締切 4/26(木) 19:00】
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- 参加条件
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大凡コースタイムで歩ける方
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登山歴2年以上
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森林限界以下の積雪した山を3回以上経験していること
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前爪付きアイゼン、ピッケルの使用経験があること
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夏山の縦走経験があること
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指定装備をしっかりとご用意頂ける方
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- 用意するもの
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冬季登山靴
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ピッケル(有料レンタル有り)
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12本爪アイゼン
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クライミングハーネス(有料レンタル有り)
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ヘルメット(有料レンタル有り)
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安全管付きカラビナ × 2
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冬季用手袋 (薄手のインナーを数枚と防水のオーバーグローブをご用意下さい。)
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ゲイター(足首からの雪の侵入を防ぐスパッツをご用意下さい。)
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サングラス(照り返しにより網膜が損傷を受けます。濃い目のサングラスを用意しましょう。)
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その他、雪山登山に適した服装(ポリエステルやウールのアンダー、防風性の高いアウターなど)
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登山の基本装備(ヘッドライト、防寒着、着替え、ビバークギヤなど)
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テント泊装備一式(テント泊の方のみ。寝袋は冬用が必要です。)
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昼食・飲料 (調理せずに食べられる、凍らないものをご用意下さい。)
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- 費用
- 32,000円 (税別)
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家族が安心して山へ送り出してくれる登山者になるために
当サイト「GoALP – 山を楽しむ人のための安心・安全登山メディア」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する3期目「JMIA登山講習会」の受講者を募集しています。あなたも、一年かけて実際に山に登りながら山岳指導者の手ほどきをうけてみませんか?