登山というアクティビティはそれ自体が魅力的で楽しいものですが、釣りという要素を加えてみるとどうでしょうか。山歩きを楽しみ、沢で魚を釣り、キャンプをする。登山の幅がこれまで以上に広がりそうで、なんだかワクワクしませんか?
テンカラは渓流釣りの一つで、釣りのための道具も最小限で済むため登山や沢登りとの相性も良いという利点があると思います。
テンカラに興味があるけどまわりに教えてくれる人がいない、新しい登山の楽しみを知りたい、そんな方にはじめてのテンカラ釣り講習のご案内です。
GoALP山の相談小屋でもおなじみ、栗山インストラクターが主宰するKuri Adventruesが提供する「はじめてのテンカラ釣り講習」ぜひチェックしてみてください。
本講習の魅力と概要
渓流釣りのジャンルの一つにテンカラと言う釣法があります。
古き時代のマタギの釣法で、延べ竿に毛鉤を付けただけの実にシンプルな仕掛けで山々を飛び回って釣りを行なっていたそうです。山にもっとも生活として根付いた猟師の狩猟手法は、まさに登山との相性が良い釣法です。
用意しなくてはならない道具の点数も、その重量も極わずか。誰もが手軽に始めやすいのも利点です。
しっかりと身につければ、自給自足によるより完結した登山にも一歩近付くことができます。
一方で、そのシンプルさ故に本を読んだだけでは微妙なニュアンスが掴みにくいものでもあります。
その僅かなコツの差で、釣果に大きく影響が出ます。
笑えない話、テンカラ釣りを始めた最初にシーズンは、一匹も釣れないまま終わる方も多かったりします。
基本はやはりしっかりと学んだほうが、最初の一匹目を手にするまでが早いと思います。
この講習では、渓流におけるテンカラ釣りの基本となる以下の内容を学習します。
- 基本となる仕掛けの作り方
- 毛鉤の飛ばし方
- 魚がいるポイントの見分け方
- 渓流釣りのルールとマナー
- 魚の捌き方、焚き火の起こし方
- 魚の焼き方
まったくの未経験の方でも、釣って、捌いて、食べるまでを行える技術と知識を学べます。このカリキュラムで、ひとまず必要なノウハウを覚えましょう!
例えば泊まりでの沢登りで、幕営準備を終えた後の時間に釣りを楽しめたら良いと思いませんか?
仲間が薪を集めて焚き火の準備をしている間、人数分の魚を獲って来る。焚き火のまわりに串に刺さったイワナが刺し並べられ、塩焼きにして酒と共に頬張る。そんな夜が楽しくないわけがないじゃないですか!
万が一の遭難時も、釣りができたら生き延びられる時間が少し伸びるかも知れませんよね?
少なくとも、山の中で食料を調達できる術を持つと言うことは、きっと大きな意味を持ちます。
そして登山に加え、他にも山のアクティビティに触れることは、山の広がりをもっと大きなものにしてくれます。
是非 Kuri Adventures のテンカラ釣り講習にご参加頂き、もっと山を楽しんで頂ければ幸いです^_^
皆様のご参加をお待ちしております。
プログラム概要
- 日程
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2018年6月3日(日) 【 締切 5/31(木) 19:00 】
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2018年7月7日(土) 【 締切 7/4(水) 19:00 】
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2018年10月6日(土) 【 締切 10/3(水) 19:00】
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- 参加条件
- 魚を触れる方
- 用意するもの
- テンカラ竿(有料レンタル有り) ※ 330 ~ 360 mm 程度のテンカラ竿であればなんでも大丈夫です。
- レベルライン3〜4号(フロロカーボンを推奨します。)
- ハリス1号
- ハサミ(釣り糸を切るだけなので、小さなもので可。)
- ナイフ(魚を捌きます。包丁でも可。)
- ペンチ(魚のエラを取ったり、針を口から外すのに使います。)
- サングラス(偏光レンズのものを推奨)
- 軍手(焚き火に必要です)
- 帽子
- レインウェア
- 昼食・飲料
- 費用
- ¥9,250 (税別)
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家族が安心して山へ送り出してくれる登山者になるために
当サイト「GoALP – 山を楽しむ人のための安心・安全登山メディア」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する3期目「JMIA登山講習会」の受講者を募集しています。あなたも、一年かけて実際に山に登りながら山岳指導者の手ほどきをうけてみませんか?