登山のビバーク技術を学ぶ教室 (Kuri Adventures)

 

出典: Kuri Adventures

登山中に道迷いを起こしたり、負傷したり、遭難までに至らなくても時間切れにより日没を迎えてしまうことは十分に起こりえます。そんな時は、山の中で夜を過ごさなくてはなりません。この様な緊急野営をフォースト・ビバークと言います。

日帰りや小屋泊の場合、テントなどのキャンプ用品を持ち合わせていません。
最低限の装備だけで夜を過ごさなくてはなりません。
ビバークとは、すなわち短期間のサバイバル生活でもあるんです。

サバイバルの鉄則として、生命維持3の法則があります。

 ・3分間の心肺停止で生命の危機に瀕する。
 ・3時間の低温・高温で生命の危機に瀕する。
 ・3日間、水を得られないと生命の危機に瀕する。
 ・3週間、食料を得られないと生命の危機に瀕する。

とあります。

山岳遭難において特に注目したいのが2番目。かなり短期間で低体温症に陥ります。ビバークを行うにあたって最も注意しなくてはならないトラブルです。
Kuri Adventures のビバーク訓練では、低体温症から如何に実を守るのかを考えることを考えます。

ビバークに必要なサバイバル技術を身につけるには、実際に作業を経験してみることが大切です。
それもビバーク訓練の為に普段持ち歩かない道具を持ち込んでは意味がありません。
Kuri Adventures のビバーク訓練では、普段日帰り登山に持ってきているものだけをご用意頂き、その道具で如何に低体温症から実を守るのかを考え、実際にその方法で一夜を明かして頂きます。

例えばツェルトやマットを日頃から持ち歩いている方ならば、実際にその装備でどの程度眠れるか体感してみると良いでしょう。
エマージェンシーシート1枚しか持っていない方なら、それでどの様に過ごせばより快適かも考えてみる必要があります。

万が一耐えきれなくなっても、車まですぐの森の中で訓練を行いますので、万が一の際にも安心!
予め寝袋やマットなどの快適装備を用意しておくことで、無理に朝まで耐え続ける必要はありません。
安全な環境だからこそ行える訓練です。

この体験は、きっと多くの気付きを与えてくれます。
見直すべき装備や現場での工夫、シェルターの重要性、夜の厳しさ、そして生き残るための知恵。
実際に実践的訓練を行っておくことで万が一のビバークの際に、何をすれば良いかを学べます。
是非、定期的に訓練に参加し、万が一のビバークに備えましょう。

プログラム概要

  • インストラクター
  • 日程
    • 2017年11月4日(土)~5日(日) 【 締切 11/1日(水) 19:00 】
  • 費用
    • ¥18,500 (税別)

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