今年の夏は異常とも言える暑さにまいってしまう・・・という方も多いと思います。こんなに暑いといきは冷涼な沢が恋しいですね。今回はGoALPでもおなじみ栗山インストラクターが主宰するKuri Adventuresより、沢を泳ぎながら下る「キャニオニング」の紹介です。
沢を詰め、源頭を目指す沢登りとは反対に、流れに沿って沢を下る山のアクティビティ。装備などはレンタルもありますので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
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プログラム紹介
一般的に沢登りと言えば沢の流れに逆らい、山の上を目指して登る登山の形態です。日本独自の文化として発展した登山スタイルではありますが、欧米でもキャニオニングと呼ばれる沢下りの遊びがリバーアクティビティとして発展しました。
沢登りの場合多くが源頭を目指すものとなりますが、キャニオニングの場合は水量の多い比較的沢の下部を、流れに沿って下る山遊びとなります。
深い沢に飛び込み、泳ぎ、時に滑り降り。
沢の流れに逆らうこと無く、流れに沿って下って行く。
それを登山と呼ぶかと言えば疑問が残りますが、最高に楽しい山のアクティビティであることは間違えありません!!
しかし沢の下降は決して簡単なものではなく、高い歩行技術が要求されます。また深い沢を泳ぐには、最低限の泳力も求められます。
沢登りとは真逆の行程を踏む沢下りですが、それは紛れもない登山の一環であると感じさせます。
山頂を目指すだけが登山ではない。登攀だけがアルピニズムではない。その真髄を、沢下りで得られる最高の楽しさが教えてくれます。
歩いて、泳いで、飛び込んで!
普段の登山ではまずやらないであろう経験の連続で、真夏の山遊びにきっと新しい楽しみの一面を見出して頂けると思います。
キツイ縦走もシビアな登攀も一度忘れて、同心に帰って川遊びを楽しみましょう♪
皆様のご参加をお待ちしております。
プログラム概要
~ 日程 ~
- 2018年8月26日(日) 【締切 8/23(木) 19:00】
~ 参加条件 ~
- 大凡コースタイムで歩ける方
- 沢登り経験のある方
- 25m 以上泳げる方
- 指定装備をしっかりとご用意頂ける方
~ 用意するもの ~
- 沢靴(有料レンタル有り)
- クライミングハーネス(有料レンタル有り)
- ヘルメット(有料レンタル有り)
- 変形D型安全環付きカラビナ × 2
- 手袋 ( 滑り止めの付いていないタイプの軍手を推奨 )
- 登山の基本装備(ヘッドライト、雨具、防寒着、着替えなど)
- 昼食・飲料 ( おにぎりなど、調理せずに食べられるものをご用意下さい。)
- 帰宅時の着替え ( 下着も含め、全ての衣類をご用意下さい。)
- 行き帰りの靴 ( 沢靴へは現地で履き替えます。)
〜 参加費 〜
- ¥12,000 (税別)
〜 備考 〜
- 装備は全て濡れます。装備の一つ一つをビニール袋(コンビニ袋などで構いません)に包み、バックパックへの浸水時対策を行って下さい。
- 特に携帯電話など、電子機器類の防水対策は徹底して行って下さい。ジップロックなどに入れ、防水を徹底することを推奨します。
- 現地にて入渓時用のバックパック(30L)をお貸し出し致します。現地にて荷物を入れ替えて頂きます。
行き帰りの際に使用する靴や下山後の着替えなど、貴重品以外のお荷物は車内に置いていくことができます。(盗難に関しての補償は行いません。) - 下山後、車内又は簡易更衣室にて下山後の衣類に着替えます。濡れもの持ち帰り用の袋は当方にてお譲り致します。
- 入渓時の衣類は、原則として一般登山時の衣類と同じです。ウールのアンダーやレインウェアなどを着用すると防寒対策となります。また中間着としてソフトシェルや化繊のインサレーションなどを着用すると、かなり暖かく過ごせます。
- 一般的な沢登りに比べると、泳ぎが多いので冷えます。上下アンダーウェア(冬季登山用のもので構いません)の上からレインジャケットを羽織るなど、防寒対策をお願いします。ただし入水まではとても暑いです。温度調整ができるようなレイヤリングをお願いします。
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家族が安心して山へ送り出してくれる登山者になるために
当サイト「GoALP – 山を楽しむ人のための安心・安全登山メディア」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する3期目「JMIA登山講習会」の受講者を募集しています。あなたも、一年かけて実際に山に登りながら山岳指導者の手ほどきをうけてみませんか?