
Waveの10月の自主山行として、阿弥陀岳に行ってきました。南陵で登って中央稜で下るコースはバリエーションの入門として日帰りでも可能なメジャーなコース。今回は3名(Sさん、Kさん、Tさん)で行ってきました。
10月17日(金) いきなりの前夜祭!
夜の11時を目標に、各自自家用車で八ヶ岳山荘に集合。今回は仮眠室泊の予定……だったのですが、ここでいきなり事件発生。
なんと予約日が1日ずれていたことが判明します。当日の18日で予約してしまっていました。
一瞬ヒヤリとしましたが、幸運にも空きベッドを発見。無事に潜り込ませてもらい、宿の方には平身低頭のお詫びメールを送信しました。寝床を見つけ一安心しながらサワーを一杯ひっかけ、午前0時過ぎに就寝。
一方、Tさんは到着が遅れ、車中泊というストロングスタイルで前夜を迎えることになりました。
10月18日(土) 未明から南陵へ
午前4時30分起床。思ったほど寒くなく、「今日は当たりか?」と淡い期待を抱きつつ準備。Tさん号で舟山十字路へ向かいます(駐車スペースは少なめなので要注意)。
5時28分出発。林道を淡々と歩くこと30分、「南陵」の立て札に導かれて取付(1760m)へ。ここで服装調整と水分補給を済ませ、いよいよ急登スタートです。
踏み跡は明瞭。迷う心配はありませんが、容赦なく息は上がります。
6時7分、稜線(1814m)へ到達。その後も立場岳まで緩やかな登りが続きます。
7時17分、立場岳着。展望はありませんが、「登った感」は十分。その後も快適な稜線歩きとなり、青ナギで小休止。ここからが核心に入ります。

再び樹林帯に入り、ピーク(2564m)を越え、北に進路を変えると阿弥陀岳がドンと目の前に登場。その手前に立ちはだかるP4、P3の岩峰が「さあ、こい!」とこちらを見ています。

ハイマツ帯の岩稜に入り、風に煽られつつ前進。
8時35分、P3直登の手前で先行パーティが準備中だったため、我々は左へトラバースしてルンゼへ。
中は小石ゴロゴロ、ちょっと湿り気あり。でも三点支持で慎重に登れば問題なし。ロープは使わず、黙々と高度を稼ぎます。
8時51分、無事に稜線復帰。「よっしゃ!」という気分。
P4は巻いて通過し、最後のひと踏ん張り。
9時10分、阿弥陀岳山頂(2805m)到着。登山開始から約4時間20分。
のんびり30分の山頂タイムを満喫しました。

下山は中央陵を選択!
御小屋尾根という選択肢もありましたが、早く舟山十字路に到着できそうな中央陵を選択しました。9時41分下山開始。西の肩から中央稜へ。
出だしは急で足元が見えにくく、慎重に足を運ぶものの、ルートは明瞭なのでどんどん高度を下げていきます。
その後、徐々に踏み跡が薄れ、落葉で道が消え、地形図とコンパスが主役に。
「ルートから外れたのでは、」という場面もありましたが、枝尾根に行くことはなく、2200mあたりで再び踏み跡が明瞭となりました。
11時半過ぎに川沿いへ合流し、分かりづらい部分もありましたが、行きやすいところを進み、最後は林道となり、12時43分、舟山十字路へ無事帰還しました。
この時期にとてもおすすめのルートです。
今度は冬期にチャレンジしてみようと思います。












