自分の実力判断と計画 – 山の相談小屋

アクティビティ:一般登山, カテゴリ:登山計画
相談者:a-smile(男性/60代)
30年くらい年に2-3回のペースで山歩きを楽しんできました。ここ3年は年に10–15回程度ほとんど単独で歩いています。山岳会・同好会などには入っていません。以下相談です。今は山のグレーディングCを中心に歩いていますが、自分の実力がわからず不安を感ずることが多く、計画段階で迷ってばかりいます。本やWeb上のコース情報は執筆者の感じ方でマチマチの説明ですし、同じ山でもコースが少し違うだけで難易度が全く違うようです。事前の計画・下調べになにかいい方法はありませんでしょうか。また単独山歩きの安全確保のための講習会というような目的限定の講習会などはあるものでしょうか。アドバイスよろしくお願いします。

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JMIA認定インストラクター
栗山 祐哉
登山教室 Kuri Adventures 代表の栗山です。

登山のグレーディングは目安に過ぎず、例え同じルートであっても天候や時期などの気象条件の変化で難易度は大きく変わる場合もあります。明らかに難易度の高いルートや長大なルートは予め分かると思うので、そうではないルートに関してはどこでも安全に行動するための個人スキルを磨くべきでしょう。

弊社では単独行登山者に向けた安全確保技術として単独行登山者安全確保技術講習と言うカリキュラムをご用意しております。登山における特に危険な鎖場での安全確保を前提としたカリキュラムとなります。
また併せて懸垂下降技術講習、山岳歩行技術講習、ビバーク技術講習、雪山登山講習なども基本技術として学習頂くことを推奨します。

単独行登山は大きなリスクを伴います。
自分自身の能力を最大限に高めながら、山に対しては今と変わらず謙虚な姿勢で臨まれるのが良いかと思います。
ご参考にして頂ければ幸いです。

単独行登山者安全確保技術講習
懸垂下降技術講習
山岳歩行技術講習
ビバーク技術講習

解決相談者:a-smileさん
栗山様

アドバイスをいただきありがとうございました。
講習会の案内等参考にして、うまく日程が合えば参加したいと思います。
これからも安全の意識をしっかり持って山を楽しみたいと思います。ありがとうございました。

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登山の総合スキルを体系的に学びたい方必見!

当サイト「GoALP – 山を楽しむ人のための安心・安全登山メディア」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する6期目「JMIA登山講習会」の受講者を募集しています。あなたも、一年かけて実際に山に登りながら山岳指導者の手ほどきをうけてみませんか?

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  • 断片的に知ってはいるけど、全体的には知らないことが多い
  • 登山で怖い思いをしたが、どうすればよいかわからない

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