血糖値が高くカロリー制限をしています – 山の相談小屋

アクティビティ:一般登山, カテゴリ:全般的なこと
相談者:m252155naoki (男性/60代)
血糖を下げる薬を服用しています。加えてカロリー制限中です。登山が好きで止められません。昨日も北アルプス縦走登山の訓練を低山で行いましたが途中で力が入ら無くなりフラフラになってしまいました。薬を服用せずに登山すべきかを悩んでいます。教示下さい。

「いいね!」すると登山に関する情報を受け取れます↓

JMIA認定インストラクター
後藤 真一
※本コンテンツは医療的指導を含むものではありません。インストラクターからの回答は登山における一般的な見解を示したものになります。
 
内容からお察しするとⅡ型糖尿病でしょうか?
人によって症状も異なりますので、まずは主治医とご相談なさった方がよろしいかと思います。
力が入らなくなるのはご存知の通り低血糖状態になったからだと推察します。
山中で低血糖を起こしますとひどい時には昏睡状態にもなりかねませんので
日常生活で行っているカロリー制限はしない方がよいかもしれません。
登山での必要カロリーはアルプス縦走レベルの荷物でしたら
自重 × 8~9 × 行動時間(h)です。
日常的カロリーはおそらく体重、年齢にもよりますが概ね1500~1800kcal程度と思われますが
これをハードな運動である登山中に適用すれば間違いなく低血糖になりますね。
登山時は普段街では食べない高カロリー分を、薬服用しながら食べる方がよいと思いますが
先述したとおり個人ごとに症状が異なりますので返す返すも主治医と相談してください。
うまくコントロールできればHba1Cを6台に維持しながら登山が継続できるでしょう。
実際有名登山家でもこの病気持ちの方は少なからずいらっしゃいます。

後藤@マウントファーム

インストラクターに相談する(無料)

 

登山の総合スキルを体系的に学びたい方必見!

当サイト「GoALP – 山を楽しむ人のための安心・安全登山メディア」の監修者でもあり、登山を教えることのできる者が集まった非営利集団で、山岳事故を減らすための啓発活動をしている日本登山インストラクターズ協会(2013年創立・岩崎元郎代表)が、来春より開催する6期目「JMIA登山講習会」の受講者を募集しています。あなたも、一年かけて実際に山に登りながら山岳指導者の手ほどきをうけてみませんか?

沢、岩、雪山などの山仲間を作りたい方

四季を問わず縦走・岩登り・沢登りを始め、読図にこだわった藪山や雪山縦走、あるいはトレイルラン・アイスクライミング・山スキーに至るまで様々な趣向をもった山の仲間と、登山の基本技術項目15単位を入会者ご自身のペースで、およそ3年以内をめどに受講いただける登山講習です。

電子書籍:初級中級・登山の教科書を進呈

安全な登山のためには、総合登山力が必要になりますが、ネットや雑誌などで知る単発的、断片的な知識だけでは安全な登山のためには十分とはいえません。本書は、JMIA登山インストラクターの水上宏一郎・著、岩崎元郎・監修による、主に登山入門から5年目くらいまでの初級者・中級者に焦点を絞り、安全に登山を行う上で必須の知識を体系的にまとめたものです。

  • そういえば登山に関する知識ってきちんと学んだことない
  • 断片的に知ってはいるけど、全体的には知らないことが多い
  • 登山で怖い思いをしたが、どうすればよいかわからない

などに該当する方は必見の一冊となります


電子書籍(PDF)をダウンロード

SNSでもご購読できます。

キーワードで記事を検索